サステナブル素材起点のバリューチェーンの構築

繊維カンパニーでは、「『SDGs』への貢献・取組強化」の一環として、サステナブル素材を軸とした素材起点のバリューチェーンの構築を本格化しています。コットン、ポリエステル、ウールなどのサステナブル素材を取りそろえ、中国・アジア地域における生産背景と組み合わせることで、素材提案から製品供給までのトータル提案に取り組んでいます。
2018年には、フィンランド森林業界大手のMetsa Groupと共同での針葉樹由来のセルロースファイバーのパイロットプラント設立に着手し、2021年より「クウラ(Kuura)」ブランドで試験展開を開始しました。また、2019年には、サーキュラーエコノミーの実現をめざす「レニュー(RENU)」プロジェクトを始動させ、繊維由来のリサイクルポリエステルをグローバルに展開しています。更に、2022年からは株式会社ecommitとの業務提携を通じて日本市場における繊維製品の回収サービス「ウェア・トゥ・ファッション(Wear to Fashion)」を展開し、繊維・ファッション産業におけるサーキュラ―エコノミー実現のための取り組みを推進しています。
今後も、サステナブル素材の拡充に向けて国内外のパートナー企業との協業を加速していくとともに、原料から製品までのグローバルバリューチェーンを最大限に活用し、ファッション産業におけるサステナビリティへの貢献に取り組んでいきます。