伊藤忠商事株式会社

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ニュースリリース 2004年

ニュージーランド自社植林地のFSC認証取得について

2004年3月1日

1992年に王子製紙株式会社と伊藤忠商事株式会社の二社にて設立、その後、富士ゼロックス株式会社と富士ゼロックスオフィスサプライ株式会社が出資しているニュージーランド南島インバーカーギルの植林会社SPFL社(Southland Plantation Forest Company of New Zealand Limited)は、このほどFSC(Forest Stewardship Council、本部:ドイツ)によるFM認証(Forest Management、森林管理に関する認証)を、FSCの公式認定機関であるSmartWood(本部:アメリカ、環境団体のRainforest Allianceを母体としている)より取得いたしました。
ニュージーランドでは、既に王子製紙の子会社であるパンパック社がFSCによる森林認証を取得しており、その他にも多くの森林がFSC森林認証を取得しておりますが、それらは針葉樹中心の植林ならびに天然林であり、広葉樹中心の植林としてはSPFLのユーカリ植林地がニュージーランドで初のFSC森林認証取得となります。
FSCは持続可能な森林管理を普及させるために設立されたNGO(非政府組織)で、認証は生態系を破壊しない様に管理された植林地を含む森林と、その森林から伐採された木材を用いた木材製品やチップそして紙製品に至るまでを対象に実施されています。
SPFL社は、1992年からこれまでに約1万ヘクタールのユーカリの植林を行っており、13年目にあたる今年は10月頃から伐採を開始する計画としており、伐採した植林木はチップに加工し、全量を王子製紙の工場へFSC認証チップとして輸出いたします。 
SPFL社は、その設立当初から、地域社会や地域環境との調和に最大限配慮して参りましたが、今回の認証取得はそれを証明するものと言えます。
SPFL社がFSC森林認証の取得に取り組んだもう一つの大きな理由として、FSC森林認証を取得した紙製品を求めるユーザーが増えていることが挙げられます。既に、富士ゼロックスオフィスサプライでは流通・販売においてCoC認証(Chain of Custody、加工・流通過程の管理に関する認証)を取得し、王子製紙の江別工場および日南工場でFSC認証チップを使用して製造した用紙『C2』、『J』、『Ncolor』にFSCのロゴマーク(認証マーク)をつけて順次販売しております。今後、SPFL社のチップ出荷が始まれば、それらFSC認証コピー用紙に自社植林木を配合することが可能となります。

SPFL社に参加する各社の考え方

王子製紙

既に約14万haの海外植林を実施し、2010年には20万haまで拡大する計画です。今後、他の海外植林地でも順次伐期を迎えますが、伐採開始時期に合わせてFSC森林認証を取得していく予定。さらに、地球温暖化の問題が世界的に論議されている中、海外植林はますます注目されておりますが、王子製紙は紙作りを通じてそれらの問題にも関わり我々にできる役割を果たしていきたいと考えております。

伊藤忠商事

地球にやさしい再生可能な植林資源を自ら開発する事で、紙・パルプ分野でのビジネスの拡大、また地球温暖化防止対策にも資する事業の強化を念頭において植林事業を展開しております。FSC森林認証に関しても、日本の商社で最初にCoC認証を取得し、認証チップの輸入を開始した実績を持ち、認証製品の取扱いを積極的に進めております。

富士ゼロックス/富士ゼロックスオフィスサプライ

森林資源の保護を進めることは、紙を消費する機器を扱う企業の自然界に対する責任であると認識し、関連会社の富士ゼロックスオフィスサプライを中心に、いろいろな視点で取り組んでおります。その全社的な取り組みの一つが「環境配慮型パルプ計画」であり、古紙パルプの配合率を高水準で維持しつつ、再生可能資源としての植林パルプ・認証林パルプの比率を高めることによって、環境負荷の少ない原料でバランスの良い活用を目指しております。その中で、「自らが使うものを自らがまかなう」という考えから、SPFL社へ参加しております。

SPFL社の概要

事業名
SOUTHLAND PLANTATION FOREST COMPANY OF NEW ZEALAND LIMITED(SPFL)
本社所在地
ニュージーランド・サウスランド・インバーカーギル市
設立年月日
1992年9月
資本金
22,200千NZ$
出資比率
王子製紙(株) 51%、伊藤忠商事(株) 30%、富士ゼロックス(株) 10%、富士ゼロックスオフィスサプライ(株)9%
植林樹種
ユーカリ・ナイテンス
植林面積
9,913ha (2004年3月末見込み)
植林目標面積
10,000ha
事業の内容
広葉樹チップ原料の確保を目的として、ニュージーランド南島の最南部であるサウスランド地域にて、ユーカリ・ナイテンスを牧草地などに合計10,000haを目標として植林しています。13年目にあたる今年から伐採を開始し、その跡地は再植林により植林地を維持します。
植林用地は主に購入により確保しており、作業はSWEL社(SOUTH WOOD EXPORT LIMITED. ニュージーランドの木材会社、伊藤忠商事(株)が100%出資)に委託して行っております。

以上

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