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ニュースリリース 2004年
チャレンジ・ジャパン・インベストメント(株)が「ふくはうちテクノロジー(株)」に出資
2004年6月22日
伊藤忠商事(株)の100%出資会社、チャレンジ・ジャパン・インベストメント(株)が運営する「がんばれ日本企業!ファンド」は特殊表面加工技術をもつ、ふくはうちテクノロジー(株)に6千万円を出資致しました。
同社は、業界で初めて、個別の金型を使用せず、自由なDLC膜(ダイヤモンドに近い性質を有するアモルファスなカーボン膜)の形成技術をコアにした研究開発型企業で、2002年11月に設立されました。低温領域でのDLC成膜技術に強みを持っており、装置製造、研究受託、技術サービスから自社製品開発までを幅広く手がけている企業です。
研究機関との連携では、まず、柳沢幸雄 東京大学大学院教授とのシック・ハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒド放散量測定とその原因箇所を特定できる使い捨てシールの共同開発が挙げられます。このシールは、同社の関連会社で、新日本石油ガス(株)の出資会社でもある 日本リビング(株)が販売を担当します。また、大竹尚登 東京工業大学大学院助教授を中心とする「H15中小企業地域新生コンソーシアム研究開発事業」においては、東京都大田区の企業数社と高加工性DLC膜コーティング技術の実用化に目処をつけつつあります。一方、同社独自の技術で開発した義歯・義歯床の表面処理用小型コート装置も、市場調査を完了し、許認可取得など販売準備段階に入っています。
今後、環境への配慮が社会的重要性を増す中で、DLC技術の多分野への応用が進み、その市場規模はさらに拡大すると見られております。伊藤忠グループは、商品化から販売までの一貫したサポートを行い、企業価値を高めていく戦略の下、同社に人員を派遣致しました。 また、伊藤忠プラスチックス(株)は、工業用プラスチック部品への応用、食品添加物の低減を目的とした包装材・フィルム等の事業化を検討しております。
各社概要
ふくはうちテクノロジー株式会社
社名 |
ふくはうちテクノロジー株式会社 |
|---|---|
住所 |
東京都大田区下丸子四丁目10番19号 |
設立 |
平成14年11月13日 |
資本金 |
10,350万円 |
代表取締役社長 |
内 富男 |
事業内容 |
DLC関連製品の企画開発 |
関連会社 |
大栄精工株式会社、日本リビング株式会社 |
チャレンジ・ジャパン・インベスト株式会社
社名 |
チャレンジ・ジャパン・インベスト株式会社 |
|---|---|
住所 |
東京都港区北青山二丁目5番1号 |
設立 |
平成15年6月24日 |
資本金 |
6,000万円(伊藤忠商事株式会社100%出資) |
代表取締役社長 |
橋上 保隆 |
事業内容 |
ファンドの運営 (がんばれ日本企業!ファンド、がんばれ関西!ファンド) |
用語説明
1.DLC膜
ダイヤモンドライクカーボン (Diamond-Like-Carbon)膜の略称であり、高硬度等のダイヤモンドと似た特性を持つ、水素を含むアモルファスなカーボン膜。ダイヤモンドやグラファイトと異なり、定まった結晶構造を持たないが、さまざまな構造を内部に有しており、この構造の変化によりDLCの物性を大きく変えることが可能。
2.アモルファス
固体を構成する原子または分子・イオンが、結晶のような規則正しい配列をせずに集合している状態。
3.小型コート装置
電子レンジのようにスタートボタンを押すだけで面倒な操作が一切なく、誰でも簡単に表面に DLCコーティング膜を形成できるオールインワンタイプ。今回の装置では、レジン製の義歯や義歯床に数分間コートするだけで、膨潤や変色及び口臭の原因となる汚れなどが付着しにくくすることができる。
以上