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ニュースリリース 2004年
伊藤忠商事が農業・食料バイオ分野でAgriculture and Agri-Food Canada (カナダ農務・農産食品省)と提携
2004年8月10日
伊藤忠商事は、世界有数の農業・食料バイオ技術開発国であるカナダのAgriculture and Agri-Food Canada(カナダ農務・農産食品省)と機能性食品、食品安全などの広範な分野で提携をし、農業・食料バイオ分野における先端技術の発展に向けて協力を行うことで合意致しました。
カナダ農務・農産食品省が日本の民間企業と食料バイオの分野で提携するのは今回が初めてです。今回の提携により、カナダ発のバイオ技術を日本に紹介することのみならず、日本発のバイオ技術のカナダ展開もAAFCの協力の下推進し、日加両国の利益を生み出すことに貢献することを目標としています。
カナダは世界有数の農産品生産国であり、農業、食料産業界での農業・食料バイオ技術の開発や先端バイオ技術の応用において世界のトップレベルにあります。伊藤忠商事が提携覚書を締結したAAFCは、カナダ国内に19の研究所を保有し、それらの研究所を通じて、環境対策、食品安全、バイオ製品やバイオ加工技術開発などの分野で画期的な研究開発プログラムを推進しています。
本提携に基づき、機能性食品、食品安全、農業・食料技術、環境問題などの分野での、日本・カナダ企業との共同事業推進協力、日本またはカナダへの技術移転協力、カナダ/ベンチャー企業への投資の推進協力など、既に具体的な協議を開始しております。
具体的案件
- ①カルピス社の飼料用生菌剤カルスポリン
- 同社開発の枯草菌(バチルス サブチルスC-3102株)を有効成分とする、牛用・豚用・鶏用飼料添加物で、家畜の腸内環境を整えたり、増体重の向上、及び飼料効率の改善が期待できる。
- ②伊藤忠林業の排水処理施設・複合ラグーンシステム
- 同社開発の廃水浄化プラントで、食品工場廃水・家畜のし尿廃水など有機性廃水の浄化に優れた機能を発揮する。養豚廃水処理においては日本の養豚頭数の10%を越す農場が採用。
- ③カナダ発ベンチャー企業の持つ穀物油抽出後の残存物の高付加価値化の技術の実用化
- 穀物中に含まれる動物が成長するに必要な有用蛋白質を高濃度化し、成長効率を高める機能をもたせる技術の実用化。
伊藤忠商事は、食料バイオを先端技術ビジネスの重点分野の一つとしており、既に提携済みの米国ロスアラモアス国立研究所、豪州CSIRO、フィンランドVTTB、ワーヘンニンゲンURなどとともに、AAFCとの提携を活用し、食料バイオ分野での新規ビジネスを推進します。
参考資料
連邦政府による農務・農産関連研究開発投資金額- 1億1千万ドル(2001年)
AAFC(カナダ農務・農産食品省)- 日本の農林水産省にあたるカナダの政府機関
以上