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ニュースリリース 2004年
伊藤忠が英キネティック(QinetiQ)グループと先端技術のビジネス化で提携
2004年12月11日
伊藤忠商事株式会社は、英国の科学技術研究企業であるキネティックグループ(QinetiQ Group)と提携し、ナノテクノロジーやセキュリティーなどを含む広範な分野において、日本およびアジア市場におけるビジネス開発を共同で推進することになりました。
今回の提携に基づき、伊藤忠はキネティックが保有する技術の日本・アジア企業への技術移転や委託・共同研究プログラムによってビジネス開発を行ってまいります。またキネティック発ベンチャー企業との共同ビジネスや日本での合弁事業も行ないます。具体的案件として、伊藤忠の子会社である株式会社ワールドスペクトラムによる日本初の商用リモートセンシング衛星事業の事業化検討を共同で開始しました。また、キネティック発のナノバイオテクノロジー企業である豪サイビダ社(pSivida Limited)と提携し、ナノ多孔質シリコン技術の日本およびアジア市場でのビジネス開発(製品販売,ライセンス供与,パートナーとの共同開発・共同事業等)も始めています。
キネティックは英国国防省(the Ministry of Defence)傘下の研究機関であるDERA(the Defence Evaluation and Research Agency)の49の研究所が統合・民営化され2001年に設立されました。当社は英国最大の科学技術研究機関で、DERA時代にはジェットエンジン、液晶ディスプレイ(LCD)、カーボンファイバーや赤外線画像技術などを発明した実績を持つ、世界でもトップレベルの研究機関です。また、キネティックには世界最大級のプライベート・エクイティ投資会社である米カーライルグループが出資をしています。
今回のキネティックグループとの提携により、伊藤忠は先端技術分野において英国勢との協力に重要な布石を打ったことになります。 伊藤忠は先端技術を利用して ヘルスケアやエレクトロニクス、セキュリティー分野等における収益基盤の拡大に努めてまいります。
会社概要
QinetiQ Group plc
本社所在地 |
85 Buckingham Gate, London SW1E 6PD |
|---|---|
設立 |
2001年7月(前身は英DERA:the Defence Evaluation and Research Agency) |
代表者 |
Sir John Chisholm (CEO) |
従業員数 |
9,000人 |
主要株主 |
英国政府(56%),Carlyle Group(30%) |
売上高 |
約800万ポンド(約1,600億円) |
pSivida Limited
本社所在地 |
Level 12, BGC Centre, 28 The Esplanade PERTH WA 6000 |
|---|---|
設立 |
2000年11月 |
代表者 |
Mr. Gavin Rezos (Managing Director) |
従業員数 |
30人 |
主要株主 |
QinetiQ Group |
ナノ多孔質シリコン(BioSilicon™とは)
ナノサイズの空孔を持つシリコン(ナノポーラスシリコン)で、BioSilicon™はサイビダ社(pSivida Limited)の登録商標です。
当社のBioSilicon™は生体適合性および生分解性を持っており、生体内において無害であるだけではなく、生体内での分解速度のコントロールも可能となっています。
これらの特徴を生かし、当社のBioSilicon™は徐放性ドラッグデリバリー、ティッシュ エンジニアリング、診断などのヘルスケア分野に加え、食品安全分野など多岐にわたる応用が期待されています。
肝臓ガンの近接照射療法への応用については、シンガポールにおいて臨床試験も始まっています。
以上