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ニュースリリース 2005年
伊藤忠商事が慣性力発電技術を持つ米ナノテクベンチャーへ出資
-ナノテク発電技術の事業化に向けCIIIS(シー・スリー・エス)社に資本参加・業務提携-
2005年8月5日
伊藤忠商事は、米国CIIIS(シー・スリー・エス/カリフォルニア州)社に資本参加(US$1mil)し、同時に業務提携を致しました。同社の持つ慣性力発電(動力発電)技術を今後急成長が期待できるクリーンエネルギー分野、エレクトロニクス分野の代替電源として国内外で商品化、事業化を進めてまいります。
シー・スリー・エス社は、Rockwell Scientific(ロックウェル サイエンス)社(米国カリフォルニア州)が発明した慣性力発電技術(Blue Sky™)を独占的に商用化するために設立されたスピン・オフベンチャーです。 Blue Sky™技術は従来のタービン・モーターと同様、電磁誘導を基本原理とした装置構造ですが、タービンと異なり、よりランダムな運動エネルギーを電気エネルギーに変換するため磁石・コイルを最適に配置すると同時に、摩擦損失をほぼゼロにできるナノ粒子からなる潤滑剤を駆動部分に添加する事により、電気エネルギーへの変換効率を革新的に向上させることができる世界初の技術・商品で、製造コスト、信頼性、耐久性面で他のクリーン発電技術に比べても優れた性能を持っています。(ロックウェル社は米国国防省よりBlue Sky™技術をもとにした海洋発電装置の開発を受注しており、2004年より実証試験中)
伊藤忠商事は、今回のシー・スリー・エス社との戦略提携により、携帯端末用電源、自己充電型バッテリー、移動体用リモートセンサー電源、海洋発電装置等の商品化、事業化をシー・スリー・エス社と共同で推進していきます。中でも、携帯端末用チャージャーはすでに商品開発段階(2006年に市場投入予定)にあり、伊藤忠商事は同製品の日本国内における優先的製造・販売・ライセンス権を獲得しました。慣性力発電装置・デバイスの商品化、事業化にあたり、まず日本市場を中心に関係企業との連携を広げることにより各応用分野での事業化を加速していく方針で、2010年には携帯端末用自己充電型バッテリー分野で100億円程度の売上を目指します。
伊藤忠商事は、現在推進中の中期経営計画「Frontier—2006」において、「新規ビジネスの創造」として消費ビジネス、ライフ&ヒューマンケア、先端技術等の3つを注力分野として位置付けており、これらの分野を中心に将来の収益を構築する為の施策を積極的に推進してまいります。
Rockwell Scientific社概要
設立 |
1962年 |
|---|---|
所在地 |
米国カリフォルニア州 |
代表者 |
Derek Cheung, President & CEO |
業種 |
技術研究開発 (宇宙・航空工学、光・電子工学、IT、材料工学等) |
社員数 |
約450人 |
特徴 |
ロックウェルグループの研究開発の中核を担う。 ロックウェルはGPS(全地球測位システム)の開発・製造で世界的に有名。 また1999年には半導体部門をスピン・オフしConexant(コネクサント)社を設立。 |
用語解説
慣性力発電(動力発電)
運動エネルギーを電磁誘導の原理を利用し電気エネルギーに変換する発電技術。磁石、コイル等の部品を最適に組み合わせることにより、人体の動き、輸送機器等の移動体の振動、海洋(波)の動きといったランダムな動きからも電気エネルギーを引き出すことが可能となる。
以上