伊藤忠商事株式会社

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ニュースリリース 2006年

BTCパイプラインからの原油出荷開始について

2006年6月5日

伊藤忠商事株式会社は、子会社ITOCHU Oil Exploration (BTC) Inc.(※)を通じて3.4%のシェアでBTC(Baku-Tbilishi-Ceyhan)パイプラインプロジェクトに参加しておりますが、同パイプラインへの原油充填作業が完了し、トルコ共和国ジェイハンから第一回目の出荷として約60万バレルの原油が6月4日、タンカ-に荷積みされましたのでご報告致します。これにより、トルコ海峡を避けて、アゼルバイジャンを含む、カスピ海で産出される原油を世界市場に輸出するルートが開拓されたことになります。

BTCパイプラインは、アゼルバイジャン共和国バクー(Baku)を起点とし、グルジア共和国トビリシ(Tbilisi)を経由して、地中海沿岸のトルコ共和国ジェイハン(Ceyhan)に至る総延長約1,768km、輸送能力日量100万バレルの原油輸送パイプラインで、主にカスピ海にあるACG(Azeri-Chirag-Gunashli)油田で産出される原油を輸送するために建設されました。将来的にはカスピ海地域の他の油田から産出される原油を輸送することも考えております。

BTCパイプラインのオペレーション準備作業は、起点となるバクー近郊のサンガチャル ターミナルから地中海沿岸のジェイハン出荷基地にいたる全ルートで昨年5月より行なわれました。

パイプラインのトルコ部分(全長1,076キロ)とジェイハン出荷基地及びBTCシステムの完成を祝する公式なセレモニーは7月にジェイハンで行なわれる予定です。トルコ部分は4つのポンプステーションと2つの計量施設を備えています。また、ジェイハン出荷基地には、100万バレルの貯油能力を持つタンクが7基設置され、全長2kmの桟橋では2隻の30万トン級タンカーが同時に着桟可能となっております。なおパイプラインの充填に必要とされたACG油田の原油総量は約1,000万バレルです。

伊藤忠商事は1996年以降本プロジェクトにおけるルート選定や国際金融団からのプロジェクトファイナンスの組成に関与してまいりました。本プロジェクト完成により伊藤忠は既に権益を保有するACG油田(※※)に加えて、他の鉱区からの権益原油についてのBTCパイプライン通油権も保有することになったため、今後カスピ海沿岸地域での油田権益の新規獲得を有利に展開することができます。

以上

  • ITOCHU Oil Exploration (BTC) Inc.
    BTCパイプラインに参加するために設立された。伊藤忠商事が約51%、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構が約49%の比率で、BTCパイプラインプロジェクトに対する出資、完工保証を行なっている。
  • ※※ ACG油田
    BTC パイプラインが主に通油することになっているアゼルバイジャン領カスピ海の油田で、2024年の契約期間終了までの可採埋蔵量は54億バレル。2009年までに鉱区全体で、日量100万バレル以上の原油生産が予定されている。 伊藤忠の権益参加比率は3.9205%。

BTCプロジェクト参加者

伊藤忠商事(日)
3.40%
国際石油開発(日)
2.50%
BP(英)
30.10%
AzBTC(アゼルバイジャン)
25.00%
Chevron(米)
8.90%
Statoil(ノルウェー)
8.71%
TPAO(トルコ)
6.53%
ENI(伊)
5.00%
Total(仏)
5.00%
ConocoPhillips(米)
2.50%
Amerada Hess(米)
2.36%

パイプラインルート

[図]

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