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ニュースリリース 2007年
石川県・伊藤忠商事株式会社の連携と協力に関する協定の更新について
2007年8月29日
1. 協定更新の趣旨
石川県(以下「県」という。)と伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠」という。)は、平成18年9月1日に締結した「石川県と伊藤忠商事株式会社の連携と協力に関する協定書」に基づき、相互に協力・連携が可能な分野における共同取組を進めてまいりました。
県と伊藤忠は、これまでの共同取組の成果を踏まえ、地域経済の更なる活性化を図ることを目的に、同協定を更新することと致しました。
2. 共同取組の主な成果
(1) 道の駅を活用した地域活性化事業に係る共同取組について
伊藤忠未知倶楽部室のノウハウ・ネットワークを活用して、県内3カ所の道の駅(桜峠、とぎ海街道、ころ柿の里しか)を対象に、それぞれの特徴を踏まえたモデルプランを作成するとともに、商品開発・販売手法に関する指導等を行いました。
また、県外の道の駅との連携に関しても、地域における道の駅間の連携を進める岐阜県東濃地域の道の駅関係者を招聘した報告会をきっかけに、東濃地域の道の駅(どんぶり会館等)で、「ガンバレ能登半島コーナー」が設置されるなど、地域を越えた産品交流による連携が実現しました。
(2) 県内中小・ベンチャー企業の発掘と育成・拡大支援に係る共同取組について
1) 繊維産業における異業種とのマッチング事業支援にかかる共同取組
県内繊維企業の非衣料分野への展開を模索する(株)繊維リソースいしかわと金沢医科大学との間で締結された包括協定に基づくメディカル分野(吉田司(株):医療用ストッキング)の共同開発事業に対して、伊藤忠が市場ニーズの調査を行い、製品開発に対する助言等を行っているところです。
2) トライアル発注事業にかかる共同取組
県内企業が開発した商品について、県及び民間企業が試験的に導入し、その評価を開発者にフィードバックしました。伊藤忠はこのうちの6商品の評価において、実証評価先の選定・評価結果の収集など中心的な役割を果たし、以下の成果が生み出されました。
鳥害防止ネット「鳥締役」(釜金繊維工業)- 伊藤忠系列の量販店における試験販売の結果、家庭菜園や園芸用途(カット販売)をメインターゲットとするため、鳥害防止ネットの長尺ロール化を行い、首都圏近郊の伊藤忠系列の量販店において販売することとなりました。
天然鉱石フィルターを利用した浄水器「イオザ」((株)ピュアジャパン)- 伊藤忠が選定した実証評価先(運送会社、公共施設等)からの評価に基づき、500mlのペットボトルへの給水にも対応可能な商品に改良し、市場への投入を目指すこととなりました。
3) 国際ビジネスサポートデスクを通じた県内企業の海外支援にかかる共同取組
県の国際ビジネスサポートデスクに寄せられた海外展開を目指す企業からの相談に対して、伊藤忠の専門部署を紹介し、現地のニーズに沿った商品開発や販路開拓に関する助言を行いました。
このうち、繊維事業者(撚糸業)については、中国での高級スポーツ生地の生産を視野に、伊藤忠から指導を受けています。
(3) 高度産業人材の誘致に係る共同取組について
堅調な経済状況や団塊世代の大量退職等を背景に、石川県内の企業では、電気・機械を中心に高度専門技術者の十分な確保が困難な状況となっています。
石川県産業人材サポートデスクでは、伊藤忠グループの「キャプラン(株)」をはじめとする首都圏の人材紹介会社13社とネットワークを構築し、本県出身者等の誘致を進めた結果、これまでに51名の人材誘致に成功していますが、そのうち「キャプラン(株)」は10名と提携13社の中で最多となっております。
(4) 災害時における協力体制の構築にかかる共同取組について
平成19年6月25日に石川県と伊藤忠グループの(株)ファミリーマートとの間で「災害時における生活必需物資の供給に関する協定」を締結し、生活必需物資を迅速かつ円滑に被災地へ供給する体制を構築しました。
3. 今後の共同取組について
(1) 道の駅を活用した地域活性化事業
平成18年度に作成したモデルプランを参考とした物販の改善等の取組を促進するとともに、他県の先進事例を紹介するセミナーの実施や道の駅共通パンフレットの作成等により、道の駅間の連携や共通認識の醸成を促進していきます。
また、県・伊藤忠・道の駅関係者に加え、市町・商工会・JA・NPO・市民等の地域関係者の参画を得て、地場産品の発掘や地域としてのイベントの開催(9月24日:元気能登☆道の駅スタンプラリー)など、地域の活性化に向けた取組を進めていきます。
(2) 繊維産業における非衣料分野のマッチング事業
(株)繊維リソースいしかわが実施する非衣料分野への取組をサポートするため、異業種との連携についてのコーディネートを進めます。
具体的には、同じく伊藤忠と連携協定を締結している東大阪市の中小製造企業との連携を進め、県内繊維企業の他産業との連携による非衣料分野への事業領域の拡大を図っていきます。なお、今秋には第1回の交流会の開催を予定しています。
(3) 国際ビジネス支援事業
石川県上海事務所と上海伊藤忠商事有限公司は、中国での事業の展開を目指す県内企業をサポートするため、定期情報交換会(月1回)を開催するとともに、以下の経済活動に対する支援業務について、共同で取り組むなど連携の強化を図ります。
- (1) 県産品についての販売支援
- (2) 県内企業への取引先(現地日系企業や中国企業)紹介などのマッチング支援
- (3) 県内企業の中国進出支援(工場設立など)
- (4) 県内企業の中国現地における輸出入業務を含む物流支援
以上