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ニュースリリース 2007年
米国Convergence CT社と資本・業務提携
~ 病院の診療データ活用による経営分析及び診療分析を支援 ~
2007年12月6日
伊藤忠商事株式会社及び伊藤忠の医療関連子会社であるヘルスケアーテック株式会社(本社:東京都府中市、以下「ヘルスケアーテック」)は、米国Convergence CT, Inc.(本社:ハワイ州ホノルル、以下「Convergence CT」)と業務提携し、同社の病院向け診療データ分析システムを日本国内で販売することを決定致しました。また伊藤忠はConvergence CTへの出資(約2百万USドル)も実行致しました。
Convergence CTの診療データ分析システム概要
これまで病院内の複数のITシステム(医事会計、電子カルテ、各部門システム等)に分散していた検査、処方、医事会計などのデータを自動的に抽出し、患者ごとに整理された情報として一元管理することにより、病院の経営分析、診療分析など広範囲なニーズに則した分析及びレポート作成を行うためのシステムです。 例えば、下記のような分析が出来ます。
経営管理指標のベンチマーク比較分析
生活習慣病における検査結果の長期的な推移分析
処方した医薬品と検査結果の関係分析
定額制診療報酬制度(DPC)を採用する病院が増加する中、コスト管理を行うと同時に診療内容の共有による標準化も重要となっており、本システムの導入により病院内のあらゆるITシステムよりデータが得られるため、より幅広い分析が可能となります。
また、このシステムは分析にあたりデータを完全匿名化・暗号化する高度な技術により、個人情報保護やセキュリティ面で高い信頼性を確保しています(米国個人医療情報保護法に準拠)。
米国での実績
米国内の有数な病院グループが加盟しているAmerican Medical Group Association (アメリカ医療グループ協会、以下「AMGA」)と提携し、AMGAに加盟している病院グループを中心にシステムの導入が進んでおり、導入した多数の医療機関のデータをまとめて一元的に管理する統合診療データウエアハウスも構築・運営しています。
収集されたデータは、患者総数800万人、医師4700人、医療機関250、検査結果3億2千万件、処方オーダー4千万件、診療録1億4千万件を越え、個々の病院内部の分析のみならず、他の病院とのベンチマーク比較も行われており、経営改善や医療の質の向上に効果をあげています。
日本でのビジネス展開
日本においては、診療コストの分析を行うシステムは一部導入が始まっていますが、診療データをベースとした分析システムは、まだほとんど導入されておらず、今後病院経営の面のみならず、研究用・教育用・治験用ツールとしてもニーズが高まってくるものと期待しております。
伊藤忠グループでは、ヘルスケアーテックを中心に、システムの販売、及びシステムを導入した病院に対するデータ分析・レポート作成等のサービス提供、さらに日本の医療環境に適した分析・レポートメニューの開発も行います。
また、Convergence CTが管理をしているAMGA加盟の医療グループを中心とした米国の多数の病院における診療データとのベンチマーク比較もサービスとして提供していきます。
将来的にはアジアへの進出も視野に入れ、Convergence CTと共同でグローバルな医療機関支援ビジネスを展開致します。
伊藤忠のライフケアビジネス
伊藤忠は、中期経営計画「Frontier+ 2008」における新規事業領域開拓の重点分野の1つとして、医療・健康関連ビジネスを掲げ、「ライフケア事業推進部」を総本社に設置して医療・健康関連のビジネスを全社横断的に推進しております。
今回のConvergence CTとの提携により、従来から取り組んでいる病院PFI、物品の共同購入・物流最適化、病院ファンドなど医療機関を支援するビジネスに、情報技術(IT)を活用した経営・診療の質の面での支援を付加し、医療機関向けに幅広いソリューションを提供してまいります。
Convergence CT, Inc.概要
本社所在地 |
1132 Bishop Street, 23rd Floor, Honolulu, HI 96813, USA |
|---|---|
設立 |
2001年 |
代表者 |
Lambert P. Onuma, President & CEO |
事業内容 |
医療関連情報システム・診療データウエアハウスの開発・販売・運営、 データ分析・コンサルティングサービスの提供。 |
以上