カタール人研修生受け入れについて

2016年10月20日

このたび、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、将来を担う人材育成、並びに社会貢献の一環として中近東カタール国よりカタール人研修生を受け入れました。

本研修は、カタール国が同国の大手企業のトップ階層から中堅、若手までの経営者人材に対して教育を行うカタール・リーダーシップ・センター*の国を担う次世代人材の育成の一環として行っているものです。毎年700~800名の派遣希望者からメンバーを決定し、毎月1週間程度の集合研修をカタール国内で実施され、また年1回、海外にて先進国での企業訪問や講習を通じて実例等を学んでおられます。   
今回10月16日(日)から20日(木)までの5日間、伊藤忠商事で受け入れたカタール人研修生は、国営/準国営企業や政府系機関に勤務される35名の方です。
研修生の受け入れに伴い、伊藤忠商事では日本国内の大手メーカーや小売販売店への訪問をアレンジしました。また日本独自である総合商社の機能を説明し、伊藤忠商事の歴史や成長背景、現状のビジネスを紹介する等、今後のカタール国の発展に役立てていただくための日本のビジネスを学ぶ研修プログラムを作成しました。

伊藤忠商事は、カタール国とは原油、LPG、石油製品等の取引を長年行っています。同国ラスラファン地区における液化天然ガスプラント事業にも1996年より参画しています。これらを通じて、伊藤忠商事はカタール国とビジネス上での友好関係を長年築いて参りました。また、CSR活動の「次世代育成」、「地域貢献」、「国内外の芸術や文化の振興」の一環として、2012年よりカタール財団の運営する教育プログラムに対して、寄付を行っています。重要なビジネスを担う次世代の人材育成により、幅広い産業発展を狙うカタール国と、更なる友好的な関係構築の深耕を目指したいと考えております。

伊藤忠商事は、この研修がカタール国の更なる発展につながることを願っています。

  • *カタール首長の妹(HE S.AL-Mayassa AL THANI)が会長を務め、ボードメンバーには防衛省大臣、文化スポーツ大臣、カタールHamad Bin Khalifa大学元学長、経済商務省次官等で構成。同国の大手企業のトップ階層から中堅、若手までの経営者人材に対して教育を行う機関。