住生活カンパニー

紙パルプ、天然ゴム・タイヤ、木材・住宅資材等の生活に密着した商材を取り扱う生活資材部門と、住宅・物流施設等の開発事業、並びに3PL、国際輸送等の物流事業を手掛ける建設・物流部門から構成されており、それぞれの持つ総合力とグローバルネットワークで社会に新たな価値を提供し、豊かな住生活の実現に貢献していきます。

サステナビリティアクションプラン

マテリアリティ SDGs目標 取り組むべき課題 事業分野 コミットメント 具体的対応アプローチ 成果指標
安定的な調達・供給
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持続可能な森林資源の利用
  • 木材
  • パルプ
  • チップ
環境への影響を軽減し温室効果ガスの増加を防ぐため、持続可能な森林資源を取扱います。
  • 認証未取得サプライヤーに対する取得要請を継続。
  • サプライヤーへのサステナビリティ調査、及び訪問を実施。
2025年度:認証材、または高度な管理が確認できる材の取扱い比率100%を目指す。
気候変動への取組
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気候変動への取組 スラグ等セメント代替品 土木・建設等に欠かせないセメントの代替材として、持続可能な副産物(スラグ)の利用拡大を図ります。 スラグ等副産物の供給側である製鉄所と需要側の間で、継続的・安定的な商流を構築。 継続的かつ安定的な商流構築を目指し、スラグ事業への出資・参画等を検討すると共に特に発展途上国での需要創出に注力する。
人権の尊重・配慮
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安定した生産活動に専念できる環境の提供 建設 入居企業が安定した生産活動に専念できる良質な工業団地の運営を行います。
  • 電力供給、工業用水/廃水処理等の設備や、警備・防火体制等、安全、安心かつ環境に配慮したインフラの整備・改善。
  • 企業誘致による雇用創出に加え、地域に根差した貢献活動を推進。
工業団地内のインフラ設備やサービス体制の更なる改善、及び多様な地域貢献活動を継続実施。
健康で豊かな生活への貢献
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消費行動の変化に適応した流通網の確立 物流 新興国のeコマース市場拡大に伴う流通変革に適応した物流サービスを提供します。 eコマースを活用した販売事業者に対して、付加価値の高い物流サービスを構築し、運営推進。 新興国のeコマース物流市場における商品取扱量の拡大を目指す。

ESG関連の取組事例

持続可能な森林資源の安定供給

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2017年に稼動した新工場・アネコスキ工場

伊藤忠商事は、フィンランドの世界最大級の針葉樹パルプメーカーであるMETSA FIBRE社(以下「メッツァファイバー」)の株式を保有しています。メッツアファイバーは(17年8月に増産工事完了後、新しく稼働開始したアネコスキ工場含め)年間約310万トンのパルプ生産量を誇り、その内、主にアジア市場向け針葉樹パルプについては、独占販売代理店として伊藤忠商事に販売を委託しています。
フィンランドでは原木成長量が消費量を上回っており、長期的な原木の安定供給が可能な国です。また、メッツァファイバーはパルプ製造過程で電力も創出しており、自社使用以外の余剰分は周辺地域へ供給、地域での化石燃料消費削減にも貢献しています。このような優良パートナーとの取組を通じ持続可能な森林資源利用を推進すると共に、今後も更なる事業強化を推進していきます。

セメント代替品「高炉スラグ」の世界No.1トレーダー

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高炉スラグを使った建造物

「高炉スラグ」とは、鉄鋼の製造工程の副産物です。セメント代替品としてセメントと混合して利用することで、セメントの原料である石灰石等の天然資源の節約が可能となり、更にセメントのみでコンクリートを作る場合に比べ製造時のCO2発生を4割程度削減※できる環境に優しい商品です。
また、海水等への耐久性が高く、長期に亘り中の鋼材が腐食しにくいため、港湾の大型土木工事等に広く使われています。
当社は20年程前から国内外の「高炉スラグ」を約10ヵ国に販売、世界No.1スラグトレーダーとしての取扱量を誇ります。今後も、継続的・安定的な商流を構築し、スラグ事業への出資・参画を検討していきます。

※ セメントと高炉スラグを55:45で混合して使用した場合で試算

地域社会と共に発展するカラワン工業団地

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植樹活動に参加している周辺地域の子供たち

伊藤忠商事は、インドネシアの首都ジャカルタ東方にあるカラワン工業団地(KIIC)を現地パートナーと共同で事業展開しています。およそ1,400haの工業団地には150社超の企業が入居しています。

団地内には国営電力会社の変電施設を設置し、電力確保および安定供給体制を実現するとともに、独自の工業用水プラント施設や排水プラント施設、非常用バックアップとしての調整池の設置、団地内交通事故を未然防止する道路舗装など、安定したインフラ設備の構築を実現しています。また、150名のセキュリティスタッフによる24時間警備体制、警察官詰め所の設置、カラワン県政府およびカラワン警察と連携した治安・警備体制、消防車や救急車の配備など、安心・安全のセキュリティ体制を構築しています。更に、インドネシアの工業団地として初めてスマート街路灯※を整備し、環境負荷の低減にも努めています。
KIICでは、医療・農業・環境・教育などの観点から、様々なサステナビリティ活動も長期に亘り継続しています。
KIIC独自の活動としては、近隣6カ村を対象に「地域乳幼児健康連絡所」の開設支援や助産師向けの医療器具の提供等を行っています。
入居企業との共同取組としては、毎年の世界環境デーに自治体への苗木の寄贈や植林を実施、更に団地内に農業・環境保全などに関する教育・研修等を推進する「農業公園」を設置し、専門家による近隣農民への農業指導や年間1万本を超える植林用苗木の栽培を行っています。
入居企業によるサステナビリティ活動の事務局として、毎月近隣の乳幼児向け離乳食の支給、中高生への奨学金の給付、洪水時の支援や、デング熱などの感染症を防ぐため蚊などの害虫駆除活動等を積極的に支援しています。KIICはこれらの取組を通じ、「地域社会と共に発展する工業団地」を目指します。

  • スマート街路灯:省電力・高効率LEDに調光・制御機能を付加し、街路照明の運用保守管理を効率化(街路照明のスマート化)することで、電力消費量や二酸化炭素排出量の抑制を実現するIoTソリューション。KIIC内に約1,200本整備。

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