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無数の使命を果たし、持続的成長へ

無数の使命を果たし、持続的成長へ

果たすべき「無数の使命」

伊藤忠商事は、初代の伊藤忠兵衛が1858年に創業して以来、近江商人の哲学である「三方よし」の精神をビジネスの場で実践しています。また、変化する社会からの要請に応え、自社の利益だけではなく、商いの先に広がる豊かさを提供することが、当社が果たすべき使命であり、「豊かさを担う責任」を企業理念として社会と共に成長して参りました。2014年に定めたコーポレートメッセージ「ひとりの商人、無数の使命」は、その企業理念に込めた想いをわかりやすく示す言葉であり、当社から社会へのコミットメントです。これらの考え方を確実に実践して行くことを、国際社会へ表明する意味を込めて、2009年より国連グローバルコンパクトに参加しています。

新しい働き方や企業像への取組

2016年度は、当社株主帰属当期純利益において史上最高益を達成しました。これは、将来懸念の払拭と経営の低重心化、安定的に稼ぐ収益基盤の構築等、十分な備えを図り、事業に「磨き」をかけてきたことに加え、社員の慢心を厳に戒めてきたことの積み重ねによるものです。大手総合商社の中で、最少の単体従業員数で「商社2強時代」に相応しい利益を持続的に創出していく為には、社員の生産性を高め続ける労働環境の整備が不可欠です。そのため当社では、「経営戦略」の一環として、「朝型勤務」、「健康経営」といった新しい働き方や新たな企業像に向けた取組を他社に先駆けて進めてきました。これらの取組を通じて、社員一人ひとりが心身共に健康で、常にお客様目線を持ち「商人」として各現場で活躍しています。また、コーポレート・ガバナンスについては、「経営の執行と監督の分離」を進めるため、取締役会が営業現場から乖離しないように留意した上で、2017年度に社外取締役比率を1/3以上と致しました。

社会と共に持続的成長へ

国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」、「パリ協定」の合意など、企業に対して社会的課題の解決への国際的な期待が寄せられていますが、こうした考えは、まさに「三方よし」の精神と符合します。中期経営計画Brand-new Deal 2017の最終年度である2017年度のサブタイトルを、「進化する無数の使命、成長 その先へ」としました。これには、時代が要請する「三方よし」の精神を企業経営で実践しながら、持続的な成長を実現していくことを当社の使命と明確に位置付け、定量面のみならず、総合的な企業価値の向上を実現していくという強い想いを込めています。当社は、事業領域が広域化・複雑化していく中、環境や社会に対する負の影響を回避する仕組みを構築するだけでなく、再生可能エネルギー事業による気候変動への対応など、当社のビジネスノウハウとグローバルなネットワークを用いて、社会に対する無数の使命を果たし、持続的な成長を遂げることで、今後もステークホルダーの皆様の期待に応えていきます。

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代表取締役社長 岡藤 正広
2017年7月