次世代育成

伊藤忠記念財団への支援

[写真]
伊藤忠記念財団では年に一度、
子ども文庫助成事業贈呈式を開催している
[写真]
2014年「本の力展」マルチメディアDAISY図書の展示

伊藤忠商事は、1974年に伊藤忠記念財団(2012年に公益財団法人に移行)を設立して以来、青少年の健全育成を目的とした社会貢献活動を継続して進めてきました。 現在は、「子ども文庫助成事業」(日本人学校、補習校への図書助成を含む)、「電子図書普及事業」を活動の柱に、子どもたちの健全な成長に寄与する活動を行っています。
2014年11月、伊藤忠記念財団は創立40周年を記念して、伊藤忠青山アートスクエアにて一般社団法人 日本国際児童図書評議会(JBBY)と共に「子どもの本の力展」を開催、電子図書普及事業の「マルチメディアDAISY図書」を展示して好評を得ました。会期中、皇后陛下にもご視察いただき、激励のお言葉を賜りました。

マルチメディアDAISY図書とは、様々な障害のために、通常の本では読書が困難な子どもたちに向け、児童書を電子化して配布する事業で、これまで243作品を電子化し、のべ4,327ヶ所に寄贈しました。

詳細は、伊藤忠記念財団ホームページ[別ウインドウで開きます]をご覧ください。

 

子ども文庫助成(2015年度)

助成件数
子どもの本購入費助成

44件(うち海外3件)

病院施設子ども読書支援 購入費助成

5件

子どもの本100冊助成

19件(うち海外7件)

海外日本人学校/補習校図書助成

4件

子ども文庫功労賞

3件

東日本大震災被災地支援

11件

合計

86件(うち海外14件)

電子図書普及

2015年度 累計
製作作品数

61作品

243作品

送付先

1,022箇所

4,327箇所

  • 2011年度からの累計

インドでセーブ・ザ・チルドレンと移動式図書館事業を展開

[写真]

ムンバイ市M-East区で、ストリートチルドレンや児童労働に従事する、学校に通っていない子どもたちを対象に移動式図書館事業を行っています。2013年11月から2015年10月の2年間で2千万円を投じて公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンを支援、移動式図書館として運行するバスにラッピングを施し、椅子、黒板、そして本棚を設置、2名の教育ファシリテーター(※1)とカウンセラーを配置して、学校の学習環境と近い内装にしました。音声や動画などの教材も駆使して楽しく参加できる学習の機会を提供することで、子どもたちが学校へ通うための橋渡しになることを目的としており、この移動図書館を通じて2年間で1995人の子どもたちが学びの機会を得、うち382人が正規の学校教育に戻ることができました。

現地には、まだまだニーズもあることから、伊藤忠インド会社と共に、本プロジェクトの継続支援を決定し、2016年4月からは、実際に現地でプロジェクトの運営にあたっているセーブ・ザ・チルドレン・インドと直接プロジェクトを進めていきます。

詳細は、インド移動図書館プロジェクトをご覧ください。

  1. 教育ファシリテーターとは、移動式図書館における教員の役割を果たす職員。多様な年齢やバックグラウンドからなる子どもたちが自主的に学び、参加できる学習環境の場づくりを行う。

「キッザニア東京」にて環境パビリオンを展開

伊藤忠商事は2012年4月より、こども向け職業体験施設「キッザニア東京」に環境パビリオン「エコショップ」を展開しています。
伊藤忠が参画する世界的な環境活動「MOTTAINAIキャンペーン」での環境教育のノウハウを活かし、子どもがエコ活動を体感できるように、環境素材を使ったエコバッグ、マイ箸、リサイクルせっけんづくりなど自分だけのオリジナル商品を製作できます。
2015年8月には、商社の仕事を実際に体験できる特別プログラムとして「Out of KidZania コンビニビジネスの職業体験」を東京本社にて、二日間に亘り開催しました。伊藤忠商事が手掛ける多様な事業の中から、「コンビニエンスストア」をテーマに、グループ会社「ファミリーマート」の店舗を、お客様が行きたいと思う「未来のコンビニ」にするための店舗案や商品販促案を子ども達ならではの視点で考えるプログラムです。実際に小学生が考えた販促案が店頭で使用されるなど、伊藤忠商事のOut of KidZania以外では得られない貴重な体験となりました。今後も、子どもに人気の高い施設である「キッザニア東京」に、グローバルな視点で環境保全について楽しく学べる場を提供すると共に、子ども達に様々なイベントを提供し、持続可能な社会を担う青少年の育成を目指してまいります。

[写真]
リサイクルせっけんづくりの様子
[写真]
アウトオブキッザニアに参加した子ども達が
「未来のコンビニ」のプレゼンテーションをする様子

認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)のフィリピンでの青少年支援施設「若者の家」支援活動

開発途上にある国々のストリートチルドレンや大規模災害の被災児等を支援する認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)を通じ、2009年12月フィリピンのマニラ郊外にある青少年自立支援施設「若者の家」リニューアルオープンに係る支援を、2012年には子どもたちの将来の自立支援に繋がる職業訓練所の改築の支援を実施しました。また、2013年11月、同施設の地下や屋根を改修したことで、実践的な技術習得のための職業訓練コースの拡充が可能になりました。
また2015年度からも再び、この若者の家の運営に係る費用の支援を行っており、若者の家の子どもたちが尊厳を取り戻し社会に貢献できる大人に成長できるよう教育や食事の提供、心のケア、職業訓練などに使われています。また、当社の支援はKnKフィリピンの活動の安定化につながり、活動継続を可能にする大きな基盤となっているとの評価を受けています。

[写真]
改修された地下のミシンルーム
[写真]
KnKフィリピン15周年記念式典に、伊藤忠商事マニラ支店職員が訪問

中国大学生のホームスティ受入

[写真]
中国大学生(右から二人目)とホストファミリー

伊藤忠商事では、中国大学生に日本をよく理解してもらうための「走近日企・感受日本」プログラム(中国日本商会主催)に第1回から協力しています。
日中友好の目的で、年2回、中国からの大学生が来日し、民間交流を図るプログラムで、2016年度も5月に第18回、12月に第19回の同プログラムが実施され、伊藤忠グループから3名の社員が中国大学生をホストとして受け入れ、家族と一緒に民間ベースの交流を楽しみました。

日経GSRにて大学生の社会起業家育成支援

[写真]
明治学院大学チームのプレゼンテーション

伊藤忠商事は、公益財団法人日本経済研究センターが主催する日経GSR(Global Social Responsibility)研究会のプログラムの一つである「日経GSR学生アイデア・コンテスト」を第1回から支援しています。本コンテストは、出場校が企業2社をマッチングさせて、ビジネスを通じた地球規模の社会課題の事業プランを競うものです。
第6回となる2015年のコンテストでは、伊藤忠商事は明治大学牛尾ゼミと明治学院大学GSR研究会を支援し、明治大学チームの「アフリカの乳児死亡率の解決」が「ユニーク賞」を受賞しました。

在日ブラジル人学校の支援

日本の在日ブラジル人学校の子どもたちの直面する課題として、子どもたちの日本語力の不足、貧しい施設や教材不足、不就学児童の多さなどの問題があり、日本で暮らしながら日本の文化や言葉に触れる機会が少ないのが現状です。

015年10月14日、日伯外交関係樹立120周年を記念して、伊藤忠商事がオフィシャルスポンサーを務める「キッザニア東京」にて、ブラジルをテーマにした貸切イベント「ITOCHU Festa do Brasil」を開催しました。群馬・茨城・埼玉の各県にある6つの学校から約240人の在日ブラジル人小中学生を招待し、キッザニアでの体験を通じた子ども達へのキャリア教育を実施しました。また、オープニングセレモニーでのブラジル人小中学生による国歌斉唱とダンスの披露や、ブラジル国旗にちなんだ黄色と緑のドレスコード設定、ブラジルに関するクイズラリーの実施、全パビリオンでポルトガル語の挨拶が行われるなど、グループ社員の家族を含む920人の来場者がブラジルの文化を満喫しました。また、6校のうちCNBO日伯学園の生徒23名は午前中に伊藤忠商事東京本社を訪れ、金属カンパニーの職場を見学し、伊藤忠とブラジルのつながりについて、ブラジル駐在経験のある社員から学びました。

また、2016年4月17日には、対象を広げ、茨城、東京、神奈川、千葉、埼玉在住のブラジル人小学生、中学生計45名をキッザニア東京に招待しました。

[写真]
キッザニアにてブラジル人小中学生によるダンスを披露
[写真]
伊藤忠商事東京本社金属カンパニーの職場見学

夏休み環境教室の実施

伊藤忠商事では、1992年より東京都の小学生を主な対象として毎年「夏休み環境教室」を開催しています。
2015年度は、7月29日に「雲のスペシャリスト」の異名を持つ気象予報士の浅川かがりさんにご協力いただき「お天気パワーで地球を救おう!」というテーマで開催しました。92名の小学生が参加し、雲や竜巻を人工的につくる実験を交えながら、最近の異常気象や地球温暖化問題、自然エネルギーなどについて楽しく学びました。

[写真]
[写真]

小中高校生の企業訪問の受入

伊藤忠商事では、文部科学省の指導要領に企業訪問が組み込まれたことに呼応して、「生徒が社会的役割・職業生活を理解し、社会人としての自立を促す」ことを企業としてサポートするために、小中高校生の企業訪問を受け入れています。
2015年度は、東京本社において、近隣地域の青山小学校や、二代目伊藤忠兵衛の母校でもある滋賀県立八幡商業高等学校など、計9校の訪問を受入れました。また、小林会長がふるさと大使を務める福井県若狭町から、三方中学校の企業訪問を2年連続で受入れ、小林会長自らが郷里の中学生へ講演しました。

[写真]
港区立青山小学校の校外授業「高いところから地域を見る」
[写真]
滋賀県立八幡商業高校の生徒が、自ら仕入れた日本各地の特産品をPRする様子
[写真]
福井県若狭町立三方中学校3年生へ向けて小林会長が講演