活動の様子

2013.07.27 草刈

農家の方から作業要請があり、たかたのゆめの草刈に行ってきました。
しかし、前日、当日と記録的豪雨。。。

残念ながら当初予定していた草刈はできませんでした。

写真

草刈活動は、田んぼの周りの雑草を、穂を付けだす8月上旬前の6月と7月に1回づつ除去しないと、雑草にカメムシ等がつき、イネもち病を引き起こしてしまうため、米作りには重要な作業の一つです。残念ながら今回は天候のためできませんでしたが、次回は是非実施をしたいと思います。

写真

草刈ができなかった代わりに、たかたのゆめの生産農家村上さんが作られているキャベツの種まきをお手伝い(ビニールハウス内での作業)しました。
また、今回は5戸の農家の皆様にお時間を頂戴し、たかたのゆめを取り組むにあたっての思いや今後の課題等をお伺いしました。
このたかたのゆめを取り組むに至った経緯や意気込みを聞かせて頂き、「ただ単にお米を流通させるのではなく、何らかのストーリーに乗せて復興の一助としたい。」という思いを聞かせて頂きました。

金野さん、村上さん、佐藤さん、川村さん、白川さん、ありがとうございました。

写真

午後は、陸前高田久保田副市長にお時間を頂戴し、現在取り組んでいる陸前高田市の街の再整備計画や、今後の復興計画等、貴重なお話をお伺いました。
伊藤忠のたかたのゆめの取組を説明させて頂くと共に、今後の活動に向けて期待すること等、意見交換をしました。

写真

本来の目的だった草刈は実施できませんでしたが、農家の方や陸前高田の市の皆さんの思いを聞かせて頂ける大変良い機会となりました。

最後に、今回一番印象に残った川村さん(たかたのゆめの生産農家)の一言を。
「たかたのゆめを正夢にしたい!」

所属
原子力・ソーラー部 原子燃料課
名前
吉川 剛さん
写真

「たかたのゆめ」の生産農家、村上さん宅の作業を手伝いました。「震災で次男を亡くし、農具も流され、多くを失った。大規模な農業には叶わないかもしれないが、復興の一助として『たかたのゆめ』を育てていきたい」と、家族の絆で苦難を乗り越えてきたご主人の話が印象的でした。久保田副市長との面談では、「とにかく現地へお越しいただき、地場産品を知り、買っていただきたい」「『たかたのゆめ』は企業の力も借りて成功させ、何とか復興のシンボルとしたい」など、市の復興計画や「たかたのゆめ」プロジェクトへの熱意をお伺いしました。

写真

真の復興のためには現地の経済復興が不可欠であり、その実現のためにさまざまなノウハウやアイディアを現地が必要としていることを実感しました。この「たかたのゆめ」の成功のために、アイディアの提供や販売支援など、私たちができる、伊藤忠らしい被災地支援が行えればと思います。