ユナイテッド・イミュニティ株式会社への出資について
2026年9月24日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、ユナイテッド・イミュニティ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:岸田 将人、以下「UI社」)の第三者割当増資を引き受け、出資いたしました。
がんをはじめとする難治性疾患では、依然として多くの患者さまが治療法の選択肢に乏しい状況が続いています。固形がんにおいては、従来の免疫療法や細胞療法が十分な効果を発揮しにくいケースが多く、治療抵抗性や副作用、製造コストの高さなどが社会的課題となっています。こうした背景のもと、患者さま一人ひとりに新たな治療選択肢を提供する先進的な医療技術の開発が強く求められています。
UI社が開発した独自のナノ粒子技術「Myeloid Targeting Platform™」は、体内の免疫細胞(マクロファージや樹状細胞※1)など、標的とする臓器や細胞に薬剤を選択的に送達することが可能です。この技術を活用し、体内の免疫細胞を狙ったがん細胞を攻撃する細胞へと変換する「in vivo CAR-マクロファージ療法」を開発しています。この先進的な取組みが評価され、同社はAMED創薬ベンチャーエコシステム強化事業(V-eco)※2に採択されました。さらに今回の増資により得た民間資金22億円とV-ecoによる最大28億円の助成金を組み合わせることで、最大50億円規模の事業資金を確保しています。これにより、グローバル規模での臨床開発や新規治療法の実用化を加速していく計画です。
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図表:Myeloid Targeting Platform™の概略 |
伊藤忠商事では医薬・ヘルスケア領域を注力分野として位置付けており、今回の出資に留まらず、UI社への資材供給やネットワーク活用による開発・成長支援、さらには製薬・化学品業界との連携も進めてまいります。がんをはじめとする難治性疾患の治療や予防は、国民の健康とQOL向上に直結する重要なテーマです。伊藤忠商事は、国立がん研究センターとの連携や、がんと仕事の両立支援など、企業としての社会的責任を果たす取組みを継続しております。創薬・新規医療分野への出資は、高市政権の成長戦略(17戦略分野)と合致し、官民一体となったイノベーション推進の一翼を担っています。UI社など、革新的な免疫療法や新規モダリティ創薬に挑むベンチャーへの出資は、未充足医療ニーズ(アンメットメディカルニーズ)への対応を加速します。伊藤忠商事のネットワークや資材供給力、グローバル展開支援は、ベンチャーの成長と社会実装を後押しし、先進医療分野での事業展開を推進することで、人々が健康に暮らせる社会の実現を目指してまいります。
伊藤忠商事は経営方針「The Brand-new Deal~利は川下にあり~」を掲げ、社会の変化に伴い多様化する売り手・買い手・世間のニーズを捉え、川下を起点にビジネスを開拓・進化させ、事業領域を拡大していきます。今後も社会のニーズを的確に捉えた先進的な事業展開を通じて、医療分野をはじめ幅広い領域で新たな価値の創造に取り組んでまいります。
ユナイテッド・イミュニティ株式会社
| 代表者 | 岸田 将人 |
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| 本社所在地 | 東京都中央区日本橋室町一丁目12番3号 |
| 設立年月日 | 2017年11月27日 |
| 事業内容 | がん免疫療法を中心とする医薬品の研究開発、製造、販売 |
| URL | https://unitedimmunity.co.jp/ |
- ※1体内で細菌やウイルスなどを見つけて退治する働きを持つ細胞
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※2日本医療研究開発機構(AMED)が、認定ベンチャーキャピタル(VC)からの出資を要件に、革新的な医薬品を開発する創薬ベンチャーへ補助金を交付して支援する事業
創薬ベンチャーエコシステム強化事業 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構