2020年、さらなる飛躍の年に

—座談会—

「パラダイムシフト」の時代、その先へ

変化の激しい時代を乗り切るために

諸藤: 2020年は、5Gの本格導入やキャッシュレス社会の進展など、大きな変化の年になることが予想されています。一方で、依然として世界経済は不透明感が拭えず、世界的な景気の減速も懸念されています。こうした時代の中で、我々の生活は激しく変わっていくはずです。我々は今まさに「パラダイムシフトの瞬間」を生きているといっても過言ではありません。過去の成功体験はもはや通用せず、現在のビジネスでさえ危ういといった状況にあり、実際、パラダイムシフトを促すかのように、世界中でさまざまな歪みが起こってきています。中国経済の減速、頻繁に起こる大規模な自然災害などもその一つでしょう。そうした時代だからこそ、視野を広げ、あらゆるビジネスチャンスを捉えて収益の拡大につなげていく必要があります。同時に、既存ビジネスにおける「か・け・ふ」、とりわけ「削る・防ぐ」のさらなる徹底が重要になると考えています。

変化の激しい時代には、柔軟な発想が求められます。常に現状に合った新たな手法を考え、それを形にしていく変化に強い組織をつくるには、冒頭で述べたように若手ならではの新発想とベテランの経験や交渉力の融合が不可欠です。我々自身も自らを磨いて「マーケットイン」の発想で変革に挑み、お客様の経営課題に寄り添いながら、新たなソリューションを提供することで、繊維業界の発展に寄与していきたいと思います。今年も、頑張っていきましょう。本日はありがとうございました。

三浦省司、清水源也、諸藤雅浩、福嶋義弘<

左から、三浦省司、清水源也、諸藤雅浩、福嶋義弘