令和時代のサービス最前線

—Part1—

【PICK UP TOPICS】

令和時代のサービスは、テクノロジーを駆使して一人ひとりの悩みやニーズに寄り添いつつ、人と人とのつながりや共感を大切にする傾向にある。ここではブランドのリアル店舗と公式サイトにおけるパーソナルニーズに対応した新サービスを紹介する。

コンバースジャパン株式会社

コンバースジャパン株式会社
「ウェディング」向けサービスをスタート

コンバースジャパン株式会社は2020年5月(予定)、直営店「ホワイトアトリエ バイ コンバース(White atelier BY CONVERSE)」の3号店を福岡にオープンし、「ウェディング」向けの新サービスの展開を開始する。

「ホワイトアトリエ」はコンセプトショップとして、「コンバース」シューズのほぼすべてのラインナップを揃えるとともに、カスタマイズができるスペースを併設。直接お客様と接する場を増やし、卸ビジネスだけでは得られない顧客ニーズを積極的に商品開発に生かしてきた。2017年にオープンした2号店では、住みたい街・吉祥寺エリアに合わせ、ファミリー向けのサービスを拡充。そして、福岡の天神エリアにオープンする今回の3号店とともに、1号店の原宿店には「ウェディング」向けのプリントカスタマイズサービスが登場。お揃いのシューズに新郎・新婦のイニシャルや記念日、イラストなどがプリントできるという。「コンバース」では今後も直営店を通して多様なニーズをキャッチしながら、ブランドの更なる価値向上に取り組んでいく。

株式会社井田ラボラトリーズ

株式会社井田ラボラトリーズ
「キャンメイク」 アイテムでバーチャルメイク

株式会社井田ラボラトリーズが展開する「キャンメイク」では、バーチャルメイクサービスを提供している。ユーザーは、端末やパソコンを使って、リップ・チーク・アイシャドウ・アイブロウといった店頭商品の色味を自分の顔でシミュレーションすることができる。

「キャンメイク」は1985年にブランドが誕生して以来、「プチプラコスメ」ブームやSNSの浸透などにより、着実にファンを増やしている。2019年4月には、バーチャルメイクアプリ「YouCam メイク」において、「キャンメイク」のアイテム配信がスタート。導入直後から想定以上の反響があり、特に新商品やリップ、アイメイクのトライ数が多いという。

また、新型コロナウイルス感染防止のため、店頭テスターの提供を控えている状況下では、バーチャルトライのニーズが拡大していくことが予想される。同社は、「おうち時間を少しでも楽しく過ごしていただける一助になれば」とコメントしている。