特別な購買体験を提供するパーソナルオーダーの新潮流

CASE❹ 株式会社Sparty

パーソナライズされた香りで「新しい自分」と出会えるフレグランス

ヘアケアブランド「MEDULLA(メデュラ)」、スキンケアブランド「HOTARU PERSONALIZED(ホタル パーソナライズド)」、ボディメイクブランド「Waitless(ウェイトレス)」とパーソナライズを基軸としたD2Cブランドを世に送り出してきた株式会社Sparty(スパーティー)。新たにパーソナライズフレグランス「love passport mila(ラブ パスポート ミラ)」を立ち上げた同社の担当者に取材した。

株式会社Sparty love passport mila ブランドマネジャー 西田将之氏

西田将之

株式会社Sparty love passport mila ブランドマネジャー

ターゲットは香水の潜在ユーザー

当社は2017年の創業以来、「色気のある時代を創ろう」をミッションに掲げ、「個」にフォーカスしたパーソナライズビジネスを推進してきました。これまでにヘアケア、スキンケア、ボディメイクの各領域でブランドを展開してきましたが、ヘアケアブランド「MEDULLA」のお客様が商品を選ぶ際に香りを大切にされていたことから、フレグランスブランドの立ち上げを構想するようになりました。そして、フレグランス業界で豊富な実績と経験を持つ株式会社フィッツコーポレーションとのご縁が生まれ、同社のフレグランスブランド「ラブ パスポート」の新ラインとなるパーソナライズフレグランス「love passport mila」を2022年7月に立ち上げました。

日本の香水市場の規模は大きくはありませんが、ヘアケアやルームフレグランス、柔軟剤など香りへのニーズは高いと考えており、香水の潜在的なユーザーにベストの香りをリコメンドすることで、誰もが自分にぴったりのフレグランスに出会い、より自分らしく過ごせる毎日を提供したいと考えています。

ワクワク感を醸成する体験設計

「love passport mila」では、ウェブサイト上で好みの香りや使いたいシーンなどに関する8項目から10項目の質問にご回答いただくだけで、ご自身にぴったりのフレグランス、ヘア&ボディオイルをご購入できます。サブスクリプションサービスとしてのご利用も可能で、使用後のアンケートにお答えいただくことで、2回目以降の商品はよりお客様にフィットした香りにアップデートされていきます。

ご自身も知らなかった自分の魅力を発見できるような商品をご提供することと同時に、当社が大切にしているのは、オーダーから商品がお手元に届くまでの一連の体験を設計することです。ウェブサイトの演出やアンケートの設問の表現、パッケージデザイン、フレグランスガイドブックなどの同梱物を通じて、お客様のワクワク感を醸成することを意識しています。こうした体験を設計することは、お客様がSNSで商品のレビューなどがしやすくなることにもつながります。

強みを生かし合う協業を促進

当初想定していた20歳代、30歳代のお客様に加え、40歳代、50歳代の方のご利用も一定数あり、既存の香水ユーザーの方もご興味を示してくださっているので、こうしたお客様にもご満足いただけるように商品の幅を広げていくつもりです。また、ヘアケアやスキンケアなどに比べてユーザーのお悩みが少ないのがフレグランスにおける特徴でもあり、いかに継続利用のお客様を増やしていけるかが今後のカギになると思います。

当社としては、今回のように特定の領域に強みを持つメーカーの商品開発力と、自社のパーソナライズビジネスのナレッジをかけ合わせた取り組みに、より力を入れていきます。また、すでにスキンケア領域で始めている遠隔診療を充実させるなど、お客様一人ひとりのお悩みを解決していくためのアプローチを強化していくことで、パーソナライズの精度を高めていきたいと考えています。

パーソナライズフレグランス「love passport mila(ラブ パスポート ミラ)」
シンプルで高級感のあるパッケージの中に、初回はオードトワレ、ヘア&ボディオイル、オードトワレ用のレザーケース、フレグランスガイドブックが入っている。(レザーケースとフレグランスガイドブックは定期購入者のみ)
パーソナライズフレグランス「love passport mila(ラブ パスポート ミラ)」
ウェブサイトで簡単な質問に答えるだけで、好みの香りが手に入ると好評。使い方のアドバイスもしてくれる。