東日本大震災支援活動

第3回ボランティア活動

東日本大震災支援の伊藤忠グループ社員によるボランティア活動が、2月16~19日に行われました。昨年12月から始めた伊藤忠グループとしての支援活動の3回目です。
今回も10名の伊藤忠グループ社員が、2月の寒さをものともせず、昼は岩手県陸前高田市の現場で汗を流し、夜は宮城県気仙沼市で飲食による復興支援を行いました。全員が伊藤忠グループ社員ですが、ほとんどが初めて会う者ばかりでした。でも、1日目の作業から全員がひとつにまとまり、3日間全力で頑張りました。今後も継続して実施します。

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参加者の声

東日本大震災復興支援ボランティアに参加して

「おかげさまで物資は足りている。足りないのは継続的な人的支援。最初のうちは本当に多くの人が来てくれたが、時間とともに減ってしまった。復興までの道のりは遥か彼方で、今のままでは何年かかるか予測すらできない」……今回お聞きした陸前高田や気仙沼の人たちの声だった。人手=我々が等しく持っている最もベーシックなものが、今一番必要なのだ。
伊藤忠人はバイタリティナンバーワンの集団だと常々思っている。我々の強みを社会のために活かす、正に今がそのときではないか!会社の同志が互いの信頼のもと結束し、ひとつの仕事に取り組んだときのパワーは、間違いなく計算上の人力を超える。今回の素晴らしいメンバーの皆さんとの共同作業を通してそう確信した。またぜひ参加したい。

参加者の声

継続的な復興支援のために

我々が3日間でアサインされた作業は、牡蠣養殖のための筏づくり、瓦礫の選別、収集でした。すべての作業が「人の手」でなければできない作業でした。瓦礫は重機で集めることはできますが、処理の方法が異なるため「人の手」で仕分けをしなければなりませんし、収集も河川敷などには重機が入れないため、人の手で集めなければなりません。すべて「人の手」でしかできないのです。集めても集めても減らない瓦礫を前に途方に暮れ、くじけそうになりましたが、一緒に活動を行った仲間たちと協力をして少しずつ片付けを進めることができました。
私たち一人ひとりの力は本当に小さな力ですが、小さいなりにもたくさん集まれば大きな力へと変化します。小さな力が集まらないと東北の復興・再生ができないのです。まだまだ復興は入口の段階です。みなさん一人ひとりの力が必要とされていることを、この場を借りて強く訴えさせていただきます。

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参加者の声

小さな力が大きな力に

震災から1年が過ぎようとしている今、自分にできることは何かを改めて問われているように感じる。これまで、自分にできる支援活動は募金程度しかないと思っていた。しかし、そうではない。現地では依然として人手が不足している。性別も、年齢も、職業も、現地ではそんなことは関係ない。シンプルに、人の力が必要とされているのだ。誰もが慣れない手つきでカナヅチやスコップを手に、作業にひたすら汗を流す。体を動かすことさえできれば、誰にでもできることばかりなのだ。
現地に行かなければ分からないことがたくさんある。言葉では伝えられないものがそこにはある。一人でも多くの方が被災地に足を運び、現実を肌で感じ、現地の方々に思いを寄せてほしいと思う。そして1日でも早い復興を願ってやまない。

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