活動の様子

2014.10.31 陸前高田市の未来を考えよう 市長との意見交換会

伊藤忠グループのボランティア社員約14名が陸前高田市に集合しました。
震災から3年半以上経過した今も、被災地の課題は山積しており、特に陸前高田市は市街地が壊滅し、ゼロからのまちづくりを迫られました。
今回は新たな試みとして、現地の課題、新たなまちづくりや産業復興について、戸羽市長より直接お話しを伺い、社員自らが、陸前高田市の未来を考える、という意見交換会を実施しました。

まずは、戸羽市長から震災の被害、復興計画、課題、市として目指している「ノーマライゼーションという言葉のいらない街づくり」について、お話しを伺いました。

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復興が進んだ点、進まなかった点、震災前から存在していた産業や高齢化の問題について、交通網について、障害者に優しい街づくり等について貴重なお話しを聞かせて頂きました。
社員からは、これまでの業務で得た知識等を紹介しながら、市の活性化に向けて市長と議論を交わしました。

その後、陸前高田市担当職員の佐々木さんに市の今後のアクションプランについてお話しをお伺いし、陸前高田市がより良い市に発展するにはどうしたらよいか社員がグループでディスカッションをしました。

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まだまだ復興は道半ば。

復興のためには課題も多く、現地に根付く産業は不可欠です。その一端となる「たかたのゆめ」。明日からのたかたのゆめのPR活動で、少しでも知名度が向上し、地元の方にも市外の方にも愛して頂けるお米になるようお手伝いをしようと、ボランティア参加社員の心が一致団結しました。

明日はいよいよたかたのゆめのPR活動です!

所属
ライフケア事業推進部
名前
竹内 千寿子さん

地方の町興しは日本各地で課題となっているものの、震災という大きな被害を受けた陸前高田市は更なるハンディキャップを抱えての問題であることを痛感しました。
しかし、それは逆に考えれば、一から自分たちの街を作り出せる機会でもあると捉え、是非、新生陸前高田を作り上げていってほしいと思います。伊藤忠商事は多岐に渡る商品やサービスを取り扱っているため、様々な観点からサポートができるのではと思いました。また私が行っている救急災害ビジネスにおいては、大震災、津波の大被害を受けた陸前高田市から学べることは多く、それをよい形で全国、世界に共有し、社会に貢献するビジネスとしていけることに全力を費やしたいと改めて思いました。今後も定期的に色んな形でコミュニケーションを取りながら、相互協力していけることを希望します。