総合ファッションサイトを運営するマガシーク株式会社の株式一部譲渡について

2013年1月30日

このたび、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、連結子会社であるマガシーク株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上直也、以下「マガシーク社」)の株式につき、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役:加藤薫、以下「ドコモ」)が実施する公開買付けに応募し、一部売却することを決定いたしました。一部株式売却後、伊藤忠商事はマガシーク社の発行済み株式の25%を保有し、マガシーク社は持分法適用関連会社となります。

マガシーク社は、雑誌との連動を切り口に、ファッション通販サイト「マガシーク」「アウトレットピーク」を展開し、ファッションEコマースの草分け的存在として、2003年に会社設立、2006年には東証マザーズに上場し、着実に成長を続けてまいりました。2012年にはサイトをフルリニューアルし、「自分のためのセレクトショップ」をコンセプトに、20~30代の女性を中心とした幅広い層の顧客に支持されています。

一方、ドコモは、約6,000万人の顧客を有する国内最大手の携帯電話キャリアであり、今後の新規事業領域の拡大のため、コマース事業、中でもファッション分野の事業拡大を積極的に進めています。マガシーク社のファッション通販における一定規模の顧客基盤に、ドコモのモバイル分野での様々なノウハウやクラウドサービスを組み合わせることで、多くの事業シナジー効果が期待されることから、マガシーク社の子会社化を念頭に、マガシーク社の発行済み普通株式等の公開買い付けを実施することとなりました。
伊藤忠商事としては、強固なシステムインフラを有し、モバイル業界の雄であるドコモというパートナーを得て、共同でファッションEコマース事業に取り組むことは、マガシーク社の成長を一層加速させるために最良の機会と判断し、今般の公開買付けに応募することといたしました。

今後は、伊藤忠商事が長年に亘り培ってきたファッション業界やブランドビジネスにおける多種多様なノウハウとネットワークを最大限に活かし、ドコモの有する通信技術力と顧客基盤、そしてマガシーク社のマーチャンダイジング機能や物流機能を融合し、ファッションEコマース市場におけるより一層の事業拡大を目指してまいります。

マガシーク社概要

会社名 マガシーク株式会社
代表者 代表取締役社長 井上 直也
本社所在地 東京都千代田区西神田3丁目2番1号
設立 2003年4月1日
事業内容 インターネットでの婦人・紳士服の販売 他