東日本大震災支援活動

第5回ボランティア活動

東日本大震災支援の伊藤忠グループ社員によるボランティア活動が、3月15日~18日、及び3月22日~25日の2回行われ、合計25名が参加しました。今回で4回目、5回目となる支援活動です。今回は、悪天候で行動が制約された時もありましたが、全員が力をあわせて、側溝の掻き出しなどに頑張りました。

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参加者の声

震災から1年が経過しました。このころは生々しい報道も減りつつあるように思います。そんなとき、何かで「このまま忘れ去られる不安」という被災した方の言葉を目にしました。被災地には必ず行こうと思っていましたが、このような言葉にも背中を押されて、今回参加させていただきました。
現地は、重機を使った大きな瓦礫の撤去は終っているものの、はっきりとした水田の区画はまだ復旧できていませんでした。我々の作業は、スコップと移植ゴテを使って残っている瓦礫を撤去することでした。少し掘ると木片やコンクリートの破片が出てきました。中には家の敷居のような大きなものもあり、土砂の中から掘り出すのは少し大変でした。木片はほとんどが焼けており、土も重油が流れてきたのか下の方は黒い色で砂がたくさん混じっていました。この土壌では、すぐに米はつくれないと思いました。区画整理、水路の復旧、土壌改良など、まだまだ課題は山積しています。
現地に行ってみて、復興への道のりは大変に厳しいということがよく分かりました。あまりに大きな課題であり、政府や自治体の行う対策だけでは十分でなく、多くの人がさまざまなアイディアを出しつつ、小さなことでも迅速に実行していくことが重要だと思いました。
今後も「東北とともに」という気持ちを持ち続け、被災地のことを忘れず、できることがあればやっていきたいと思います。

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参加者の声

迷いつつ申し込んだボランティア活動でしたが、参加して本当に良かったと思います。
3泊4日という短い期間でしたが、陸前高田市から気仙沼市、岩井崎を通って南三陸町まで、陸中・南三陸の海岸線にそって目の当たりにした惨状には言葉を失いました。また、実際に瓦礫除去、側溝泥さらいの作業をさせていただき、「ボランティア」などと称しても、所詮人力でできることなど高が知れていることを思い知らされました。
でも、だからこそ、なのかもしれません。移動の車中、食事の最中は言うに及ばず、風呂の中でも、僕ら第5クールの仲間(今では不思議なことに、長年付き合ってきた友のように思えるのです)は、その戸惑いや無力感を埋めようとするかのように、語り合っていました。
ぜひ皆さんも、都合がつくなら参加してみてください。
個人としても企業人としても、思いを新たにすることになりますので。

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