東日本大震災支援活動

第9回ボランティア活動

8月9日~12日の4日間、東日本大震災支援の伊藤忠グループ社員による第9回目ボランティア活動が13名の参加を得て行われました。昼は陸前高田市で水田の水路掘り出し等に汗を流し、夜は、宿泊地の気仙沼市で地元の方々とのふれあい等を通じて復興に協力しました。今回は、他企業や大学生ボランティアとの合同作業になりましたが、被災して土砂にうずもれていた水路が貫通し、水が流れ始めた時には全員から歓声があがり、達成感を味わうことが出来ました。

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参加者の声

被災地の現実、仲間との出会い

東北の震災は余りにもショッキングな出来事で、以前から何か復興のお手伝いができないかと思っていましたが、被災現場の凄まじさを今回自分の目で見て、改めて復興の難しさ・厳しさを実感しました。作業内容は埋まっている田んぼの側溝の掘り起しで、2日半掛けて数十メートルを仕上げました。同じ伊藤忠グループにいながら、今まで接点のなかった、仕事も年齢も異なる13人の仲間と今回一緒に作業したり食事をともにしたことにより、伊藤忠の中には私の知らなかった素晴らしい仲間がたくさんいたのだなとの嬉しい発見もしました。さらに多くの方の参加をぜひお勧めします。

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参加者の声

復興支援ボランティアに参加して思うこと

今回約2日半の日程で、津波のために埋まった田んぼの側溝の泥出しをすることになりました。
現場は一面雑草で覆われた原っぱのようで、いざ堆積した土砂、その上に深く根を張った雑草を掘り起こすのはとても根気の要る作業でした。成果は区画のほんの一辺でしたが、作業を通じ、「復興支援」とはその小さな積み重ねを時間をかけて継続していくこと、終わりのない支援なのだと痛感しました。
陸前高田市災害ボランティアセンターのリーダーの言葉が印象に残っています。
「亡くなった方のことを想い毎日悲しみに暮れても、亡くなった方にしてあげられることってあまりない。でも今生きてらっしゃる方のためにしてあげられることはまだまだたくさんあります」
自らも近しい方を亡くされたリーダーの言葉を受け、私ができること、それは小さくとも支援を継続していくことだと想いを新たにしました。

参加者の声

ボランティアのすゝめ

東北のボランティア活動に参加するのは2回目ですが、その中で私が感じた、ボランティア活動がいかに有意義なものかということをお伝えできればと思います。
現地では、一見すると何もないと思えるような平地を掘り起こして、水路の整備や津波で土を被ってしまった田んぼの瓦礫撤去などを行います。大の大人が長時間作業に集中し、泥まみれになりながらようやく少しの成果を出せるほど、大変ですがやりがいのある作業でした。
また、地元の人たちとの出会いやボランティアの仲間たちとの交流も、この活動に参加する醍醐味です。「人は人との出会いによっていくつになっても変わることができる」との言葉のとおり、これらの活動や触れ合いによって、自分の心が少しずつ綺麗になっていくことを実感できました。

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