東日本大震災支援活動

第10回ボランティア活動

9月13日~16日の4日間、伊藤忠グループ社員による第10回目の東日本大震災支援ボランティア活動が行われました。9名の参加者が、昼は陸前高田市で草刈りや花壇つくりに汗を流し、夜は、いつものように宿泊地の気仙沼市で飲食を通じての復興に協力させて頂きました。今回は、12月に支援させていただいた被災者の方とお会いすることができ、復興に向けて頑張られている状況もお聞きしました。お話を伺って、参加者たちは、被災地での活動をさらに続けたいと思いました。

写真

参加者の声

復興震災ボランティア活動に参加して

私は被災企業であるヤヨイ食品からの受入出向者です。震災前には30回ほど気仙沼を訪問していたため、被災地の現状、面識のある方々の安否などが常に気になっていました。初日は早めに気仙沼入りし、工場跡地や港を視察。工場があったことを唯一思わせるものはエレベーター跡の四角い穴と床の塗材のみ。国内で冷凍食品生産量第3位を誇った気仙沼工場は跡形もなく、津波のすさまじさを目の当たりにし、空しさに心は覆われました。
ボランティア作業は、憩いの場所のための花壇づくりや雑草刈りをしました。また今回は、伊藤忠のボランティアの過去の活動場所を訪ねることもでき、大変有意義なものとなりました。
今回、ある被災者の方が、「いつまでもボランティアの方々に甘えていられない。俺たち自身が変わらないと。とにかく前を向いて前進だ」と言われたことに胸を打たれました。
貴重な経験と、学ぶことが多い活動でした。

写真

参加者の声

考えること、できること

被災地の方々は、まだ戦っている。そして、そんな中にありながら笑顔で日々前に進んでいる方がたくさんいる。今回ボランティアに参加して、これまで思いもよらなかったことを考えられるようになっただけでも、貴重な経験だったと思っている。たった4日間のボランティアで何かを知った気になるのは違うし、考えるようになったからといって誰かにそれを押しつけたいわけでもない。ただ私は、また陸前高田に足を運ぼうと思っている。東北で、東京で、まだ私にできることもあると思う。
そしてせっかく会社が用意してくださった機会を活用して、まずは4日間、震災ボランティアに足を運ぶ人がもっと増えて欲しいと願ってやまない。できること、やるべきことはたくさんある。

前の記事へ

次の記事へ

ページトップ