東日本大震災支援活動

第11回ボランティア活動

10月11~14日の4日間、伊藤忠グループ社員による第11回目の東日本大震災復興支援活動が行われ、12人の参加者が、側溝掻き出しや瓦礫の分別に汗を流しました。今回は12日のボランティア活動の後、陸前高田市小友小学校を訪れ、小友町バレーボールスポーツ少年団との交流も行いました。これは伊藤忠社員募金の一部が、同少年団のバレーボール用ポール購入の支援として寄付されたことから始まったものです。社員ボランティアは子供たちと混じってバレーボールの練習や試合をして大いに盛り上がりました。

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参加者の声

頑張ろう! 東北

最初の2日間の作業は、側溝の泥出しだった。道路の両側にある側溝にたまった泥を取り出す作業だ。ふたを外し、中の泥をスコップで掻き出す。泥には瓦礫がたくさん混じっており、思うようにスコップで泥がすくえず、作業がなかなか進まなかった。また、水を含んでいる泥はとても重く、1回ですくえる泥の量も少ない。
みんなに知っていてほしい。被災地では、まだまだたくさんの力が必要であることを。津波にのまれ、まだ片付いていない地域は本当に広い。けれど、その地域で今なお生きて、生活している人がいる。迷っているなら行ってほしい。迷っていなくても、試しに行ってみるかという気持ちでもいい。一人でも多くの人の力が必要だと強く感じた。微力な個人の力でも、集団で協力して活動に当たることで、一歩、いや半歩かもしれないが、復興に向かう手助けになるのだ。

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参加者の声

1年7ヵ月経った今

月11日から14日までの4日間、機械カンパニー新入社員5名を含む計12名にて、岩手県陸前高田市でボランティア活動を行ってきました。震災から1年7ヵ月経った今でも現地はボランティアを必要としており、私たちは主に側溝の泥出し作業を行ってきました。
私はこの活動を通してさまざまなことを学びましたが、この学びを人と共有することが重要であると感じました。すべての人が実際にボランティア活動を行うのは困難ですが、活動を行った人間が感じたことを共有することは可能であると考えました。今後、私がこの現場で感じたさまざまなことを、周囲に人に伝えていきたいと思います。
最後に、このような貴重な機会を与えてくださった皆さまに感謝したいと思います。ありがとうございました。

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参加者の声

被災地の現状と、継続的なボランティア

気仙沼と陸前高田を訪れた第一印象は、「何もない」でした。一面雑草で覆われ、以前からそのままだったかのように見え、逆に震災の脅威を想像することが難しい状況でした。私たちはまさにこのような場所で、道路の側溝に堆積した泥の掻き出しを行いましたが、そこから出てくる生活用品などを掘り起こすにつれて、やっと被災現場の凄まじさを実感することができました。
今回、伊藤忠都市開発としては復興支援ボランティア初参加でしたが、与えられたボランティア活動に加え、小友小学校(陸前高田市)の生徒とのバレーボール、震災にも負けずに生産を続けた男山本店の見学、伊藤忠グループとはいえ全く別の仕事・年代の方々との交流と、大変貴重で有意義な時間を過ごすことができました。この経験を社内外に広め、より多くの方が参加いただければと思っています。

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