ドイツUniper社向け新造船「LNG ROSENROT」竣工について
2021年1月26日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木善久、以下「伊藤忠商事」)と株式会社商船三井(本社:東京都港区、代表取締役社長:池田潤一郎、以下「商船三井」)の合弁会社が発注した180,000㎥型新造LNG船“LNG ROSENROT”(読み:LNGローゼンロット、以下「本船」)が1月25日に韓国・大宇造船海洋株式会社(Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering, 以下、「DSME」)の玉浦造船所で竣工し、欧州ガス・電力事業最大手のUniper SE(本社:ドイツ・デュッセルドルフ)の100%出資子会社であるUniper Global Commodities SE(本社:ドイツ・デュッセルドルフ、以下「UGC社」)とのLNG輸送プロジェクトに投入されました。
本船は、2018年7月31日に竣工しUGC社とのLNG輸送契約に従事しているLNG船“LNG SCHNEEWEISSCHEN”(以下「1番船」)の姉妹船で、UGC社とのLNG輸送契約に従事する2隻目のLNG船です。1番船と同様に、Winterthur Gas & Diesel Ltd.製の天然ガスと重油の二元燃料で稼動する低速2ストロークエンジン「X-DF」を搭載することで、主機・燃費を高効率化し、環境に配慮したLNG輸送を実現します。
同船は商船三井が船舶管理を行い、北米のシェールガス液化プラントから、欧州をはじめとする世界各地へのLNG輸送に従事します。伊藤忠商事は、引き続き長期的に安定したエネルギーの供給を目指し、クリーン・エネルギーであるLNGの輸送案件に積極関与していくと共に、将来の脱炭素社会を見据えた、アンモニアを燃料とする船舶の開発※1を並行して進めていきます。
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※1詳細は以下プレスリリースをご参照ください。
・2020年4月30日「温室効果ガス・ゼロ・エミッション船に向けた共同開発」
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2020/200430.html
・2020年6月12日「温室効果ガス・ゼロ アンモニア舶用燃料のサプライチェーン構築に向けた共同研究に関する取り組み」
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2020/200612.html
商船三井概要
会社名 | 株式会社商船三井 |
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URL | https://www.mol.co.jp/ |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門2丁目1番1号 |
設立年 | 1884年 |
売上高(2019年度) | 1,155,404百万円 |
従業員数 | 1,078名 |
今回竣工したLNG船“LNG ROSENROT”
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