「健康経営銘柄2024」に選定

~健康経営の更なる推進 「睡眠改善」を通じた社会課題の解決に向けて~

2024年3月11日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「健康経営銘柄2024」に選定されました。健康経営銘柄は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組む上場企業を選定するものです。併せて、経済産業省より「健康経営優良法人(ホワイト500)」に2016年度から8年連続で認定されました。
今回、伊藤忠商事が「健康経営銘柄2024」に選定された理由として、主に以下の取組が挙げられます。

1. 女性の健康保持・増進、女性特有の健康課題への対応

就労世代における女性のがんの罹患率は、男性と比較し約2倍です。伊藤忠商事では、2017年度より「がんと仕事の両立支援」 を積極的に進めており、女性の活躍支援においても重要な取組となっています。
② 2023年度より「フェムテック」を活用し、全世代の女性社員の健康課題に対し、会社を挙げて正面から向き合っています。2023年8月に社内で実施したフェムテックイベントでは約700名が来場し、女性特有の健康課題について、社員の理解促進を図りました。

2. 健康経営に関する取組の情報開示・他社への普及

伊藤忠商事は、「健康経営」のリーディングカンパニーとして、企業理念「三方よし」に基づき、新型コロナウイルスワクチン職域接種、職域風しん抗体検査、睡眠改善プログラム(参考)など、様々な取組を先駆的に推進しています。また、社会における健康課題への関心を高め、課題解決の一助となるよう、伊藤忠商事の健康経営に関する取組を積極的に社外へ発信いたしました。経営トップも自ら学ぶ朝活セミナー×健康経営
伊藤忠商事は、引き続き、健康経営を通じた労働生産性の向上・企業価値の拡大に積極的に取り組んでまいります。

  • 「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

(参考)「睡眠改善プログラム」について

健康経営の次なる重要施策として、新たに「睡眠」に注力しています。日本人の睡眠時間は先進国の中で最低レベルにあり、睡眠障害は社会課題の一つになっています。2023年11月20日公表の通り、伊藤忠商事は睡眠改善プログラムを2023年11月~2024年1月に実施し、736名の社員が参加しました。そのうち、脳波測定計測等を実施した357名の約半数に睡眠の課題があることが判明しました。今後、医療機関での治療等、改善に向けた支援を実施する予定です。

【睡眠改善プログラム検証結果】
●736名が睡眠実態調査(※)に回答し、睡眠状態を判定したところ、58.6%(431名/736名)が不眠傾向やSAS(睡眠時無呼吸症候群)傾向のある、「睡眠課題が高い」という結果となりました。
※オンラインアンケート回答(所要時間約10分)により、自身の睡眠状態を手軽に診断するもの

●357名が睡眠脳波計測を行ったところ、50.1%(179名/357名)で「睡眠改善が必要」「睡眠障害の疑い」という結果になりました。