リユース学生服CtoCプラットフォーム「学リレ」の展開について

2024年3月18日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、業界で初めて、リユース学生服および学用品を次世代にリレーで繋ぐCtoCプラットフォーム「学リレ」を立ち上げます。2024年春より、全国の小中高校在学生徒を対象にサービスを開始します。

リユース学生服および学用品需要の高まり

近年、原材料費や物流費の上昇を受けた学生服価格の値上がり等の社会背景や、環境配慮やサステナビリティ意識の高まりといった価値観の変化により、リユース学生服および学用品の新たな流通網が求められています。一方で、リユース学生服の売買は、在学生徒が着用する目的以外での購入を防ぐため、既存のCtoCプラットフォームでは一般的に禁止されており、地域間での取り組みや一部の学生服リユース店での取引に限られていました。

「学リレ」の概要

「学リレ」は、リユース学生服および学用品をリレーのように次世代に繋ぐことができる、CtoCプラットフォームです。伊藤忠商事が2020年より展開している学用品ECプラットフォーム「学校生活」(※1)におけるセキュリティーシステム(※2)の活用により、匿名性を担保した上でリユース学生服および学用品を学校関係者以外に流出することなく、同じ学校に所属する生徒の保護者間で売買することができます。新入学生のみならず、在学中のサイズ変更需要にも対応し、リユース学生服・学用品市場の活性化に取り組みます。

伊藤忠商事は、不要になった学生服や学用品を次の世代に継承することで家庭での経済的な負担を抑えるとともに、資源の有効活用による循環型社会を実現し、企業理念である「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の「三方よし」の持続可能な社会づくりに貢献していきます。

「学リレ」スキーム図

「学リレ」ウェブサイトイメージ