官民連携(PPP)による公共施設整備事業の更なる推進

桑名市総合運動公園プール整備・運営事業の取組について

2024年4月18日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、三重県桑名市と「総合運動公園プール整備・運営事業」についての基本合意書を締結いたしました。伊藤忠商事は、官民連携による公共施設整備事業第2号案件として本件に取り組むことで、今後より一層地方創生・地域活性化ビジネスを推進してまいります。

昨今、地方では、地域活性化、住民の健康づくり、避難所の整備等の多様な地域課題に応えることが求められています。一方、予算や人材、ノウハウ等の不足といった構造的な課題を抱えている地方自治体も少なくありません。このような課題を解決すべく、伊藤忠商事は、2022年に手掛けた宮城県柴田町総合体育館整備事業を皮切りに、公共施設整備事業を推進してきました。

桑名市総合運動公園プール整備・運営事業は、学校のプール維持管理費用の削減や水泳授業にかかる教員の負荷軽減等を実現するため、全天候型プールを官民連携(建物賃貸借方式)で整備するプロジェクトです。建物賃貸借方式は、施設整備に必要な企画・設計から建設、維持管理、運営、保有にいたるまで、事業パートナー各社がそれぞれの役割を担う、新しい方式です。

今回のプールの特徴として、学校授業と公式大会の両方に対応した多機能性や、隣地のサッカー場利用者と共用ができる配置とした利便性の高さが挙げられます。さらに、災害時の避難所としての防災機能も併せ持ち、桑名市民がさまざまな場面で安心・安全に利用できる施設になります。整備にあたっては、地域に根差した質の高い公共サービスを持続的に提供するため、地元企業との連携を図りながら推進していきます。

伊藤忠商事は、建設・不動産分野におけるバリューチェーンの強化を図っており、公共施設整備事業もその一環と位置付けています。今後、地方創生や地域活性化、地域防災力の向上に向け、伊藤忠グループの総合力を活用しながら、マーケットインの発想で、公共施設整備事業をより一層推進してまいります。

桑名市総合運動公園プール整備・運営事業 プロジェクト概要

所在地 三重県桑名市芳ヶ崎1859-4他 (桑名市総合運動公園内)
事業者一覧 【コンソーシアム構成企業】
株式会社梓設計(本社:東京都大田区、代表取締役社長:有吉 匡)
矢作建設工業株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:髙柳 充広)
NTT・TCリース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:成瀬 明弘)
株式会社アクアティック(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:泉本 憲人)
日本管財株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:福田 慎太郎)
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太)
【協力企業】
NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:丸岡 亨)
株式会社ヴィアティン三重ファミリークラブ(本社:三重県桑名市 代表取締役社長:後藤 大介)
事業手法 建物賃貸借方式
建物計画 鉄筋コンクリート造 地上3階建(予定)
約3,428.5㎡(約1,037.12坪)(予定)

提案イメージ(外観)

  • 宮城県柴田町総合体育館整備事業

官民連携(PPP)による公共施設整備事業の取組について|プレスリリース|伊藤忠商事株式会社