時代を越える「商人魂」

伊藤忠商事は、「商人魂」や「三方よし」の経営哲学を継承し、実践することで160年間の時代の荒波を乗り越えてきました。かつてない構造変化を商機と捉え大胆な自己変革に乗り出していますが、創業以来受け継いできた価値観を失うことはありません。あらゆるステークホルダーにとっての「無数の使命」を果たし続け、新たな歴史を刻んでいきます。

原点:1858年

三方よし

当社は、近江商人の初代伊藤忠兵衛が、麻布の行商(持ち下り)を開始した1858(安政5)年に創業しました。

初代伊藤忠兵衛の座右の銘「商売は菩薩の業、商売道の尊さは、売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの」をルーツとする「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」。現代にも通用するその精神性は、当社のDNA及び「伊藤忠流」のサステナビリティとして今でも受け継がれています。

1915(大正4)年に新築された本店(大阪市)
エレベーターなど近代的設備を完備した、当時としては珍しい大規模な建築

現在

ひとりの商人、無数の使命

コーポレートメッセージ「ひとりの商人、無数の使命」は、企業理念である「豊かさを担う責任」に込めた意図をわかりやすく示した言葉です。

商いの先に広がる豊かさを提供し続けるという社会への約束、そして更なる挑戦に向けて全社員が共有すべき価値観を表現するために、豊かな個性を持った人々、自由闊達な風土、「個の力」など様々な「伊藤忠らしさ」を込めています。

伊藤忠商事は、常に「商人魂」を原点に据えながら、売り手にも、買い手にも、世間にも、より善い商いをめざし、社会に対しての責任「無数の使命」を果たして参ります。

受け継がれてきた経営者の襷

初代 伊藤 忠兵衛

初代
伊藤 忠兵衛

二代 伊藤 忠兵衛

二代
伊藤 忠兵衛

伊藤 竹之助

伊藤 竹之助

小菅 宇一郎

小菅 宇一郎

1949年~1960年

越後 正一

越後 正一

1960年~1974年

戸崎 誠喜

戸崎 誠喜

1974年~1983年

米倉 功

米倉 功

1983年~1990年

室伏 稔

室伏 稔

1990年~1998年

丹羽 宇一郎

丹羽 宇一郎

1998年~2004年

小林 栄三

小林 栄三

2004年~2010年

岡藤 正広

岡藤 正広

2010年~

社長COO 
鈴木 善久

2018年~

最高経営責任者在任期間
(1949年 伊藤忠商事㈱設立以降)