ブルネイ メタノール事業

本事業は同国の豊富な天然ガス資源を原料とし、その付加価値創出を目指す国家プロジェクトとして選定されたものであり、2007年4月にBrunei Shell Petroleum社とガス供給契約を締結、2010年4月よりプラント稼働、現在アジアマーケットを中心に製品であるメタノールの販売を展開しております。販売物流面においても2008年に「Brunei Methanol Tanker Sdn. Bhd.」を設立、メタノール専用船を運用することにより、製品の輸送体制も含めた、市場の需要に即応できる販売体制を確立しております。

メタノールは多くの川下用途がありますが、CO2、SOx、NOx低排出の観点から環境に優しい燃料として注目を浴びております。またCO2、バイオマスを主原料としたメタノール製造も可能(当プラントも原料の一部はCO2)であり、循環型社会に適応、貢献できる水素キャリアとしての役割も担うことが期待されている製品として当社は注力してまいります。

定礎式の様子:中央がビラ皇太子

稼働中のメタノールプラント

稼働中のメタノールプラント