株主の皆様とともに行う「子どもの本100冊助成」について

2012年1月19日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広)は、公益財団法人伊藤忠記念財団(所在地:東京都港区、理事長:小林栄三)と、株主の皆様と一体となった次世代育成支援活動を2012年度から開始いたします。

目的

これまで、株主の皆様より当社の社会貢献活動に高い関心をお寄せいただいていましたが、東日本大震災直後から、さらに「伊藤忠の活動に参加したい」との声をいただき、当社の社会貢献活動基本方針のひとつである「次世代育成」に向けて、株主の皆様とともに推進する支援プログラムを開始するものです。

株主の皆様とともに行う「子どもの本100冊助成」概要

具体的には、株主宛情報の電子化をご承諾いただいた株主様に対し、「株主総会招集通知」などの印刷物の郵送を電子メールに切り替え、それにより節約される用紙代・郵送料等を、伊藤忠記念財団が行う子ども文庫助成事業「子どもの本100冊助成」に寄付するという取組です。また、当社も節約された費用と同額を寄付することで参加します。本取組の初年度となる2012年度は、東日本大震災による被災地で活動されているボランティア団体等へ寄贈する予定です。また、今後は今回の株主様との取組にあわせて、社員・グループ企業、OB・OGにも広く支援を呼びかけ、ステークホルダーと一体となった「子どもの本100冊助成」の支援体制を構築する予定です。

伊藤忠記念財団の概要

伊藤忠記念財団は、1974年に青少年の健全な育成を目的として当社が設立し、38年にわたり様々な活動を行ってきました。主力事業のひとつである「子ども文庫助成事業」は1975年度より開始し2011年度までに国内外の1,640件に対して助成を行っています。さらに子どもたちの読書啓発活動を支援する事業として2002年度から開始した「子どもの本100冊助成」は伊藤忠記念財団が選書した100冊の児童書セットを寄贈するもので、全国で「読み聞かせ」のボランティア活動をされている団体等に、毎年約40セットを寄贈しています。
2011年度は東日本大震災の発生をうけて、これまで文庫助成実績がある被災地の団体等を訪問し、東北3県の6拠点(大槌町、大船渡市、陸前高田市、女川町、山元町、郡山市)を決め、女川町の絵本館開設等の支援活動を実施してきました。また、当社の新入社員から提案を受けた「栞プロジェクト」として、被災地への応援メッセージ付きの栞を児童書にはさみ東北3県の子供たちに届けるなど、6拠点を中心とした支援活動を継続しています。

多くの株主様のご理解とご協力を得て、株主様、伊藤忠記念財団、当社が一体となって社会貢献活動を進めてまいります。

伊藤忠記念財団について

会社名 公益財団法人 伊藤忠記念財団
代表者 理事長 小林 栄三
所在地 東京都港区北青山2-5-1
設立年月日 1974年9月
主な活動 子供文庫助成事業、電子図書普及事業など
URL http://www.itc-zaidan.or.jp[別ウインドウで開きます]
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読み聞かせを楽しむ子供たち(郡山市)
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女川町 ちゃっこい絵本館