滋賀県との社会貢献活動

伊藤忠商事は、創業地である滋賀県の支援をすることで、地域振興に寄与しています。

滋賀県は近江商人の発祥の地であり、伊藤忠商事の創業者・初代伊藤忠兵衛の故郷です。伊藤忠商事の創業時から受け継がれ、かつ現代のSDGsにも通じる近江商人の「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」の精神や、琵琶湖を健全な姿で次世代に引き継ぐための環境保全活動等、滋賀県にはSDGsに繋がる考え方が息づいています。

滋賀県と伊藤忠商事株式会社の社会貢献連携協定締結

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協定締結式の様子

2022年10月28日、今後の更なる連携と支援の発展を目指し、以下の6項目を主とする社会貢献連携協定書を締結し、三日月滋賀県知事と小林代表取締役副社長執行役員CAOが署名しました。

  1. 環境・生物多様性保全に関すること
  2. 次世代育成・教育に関すること
  3. 地域の貢献に関すること
  4. SDGs/MLGs(Mother Lake Goals)の取組みに関すること
  5. ブランド・情報発信に関すること
  6. 社会課題の解決に関すること

滋賀県での社会貢献活動は本協定に基づく取組みになります。

滋賀県立琵琶湖博物館との希少淡水魚 協働保全プロジェクト

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琵琶湖博物館内の淡水魚飼育室での調査

滋賀県立琵琶湖博物館は、琵琶湖の自然、歴史、暮らしについての理解を深め、人々と湖のより良い共存関係を築いていくことを使命として運営されています。伊藤忠商事は、2020年度にリニューアルサポーターとして協賛、2022年度からは、琵琶湖・淀川水系の絶滅危惧種の魚の保護・増殖に向けた協働研究をスタートし、同博物館敷地内のため池の環境改善を図る等、環境・生物多様性保全の活動を推進しています。

詳細はこちらをご覧ください。

滋賀県びわ湖 環境学習ツアー

2023年7月29日、滋賀県にて、伊藤忠商事社員とその子ども向け環境学習ツアーを開催しました。

ツアーには親子10組、23名が参加し、午前中は環境学習船megumi号に乗り、びわ湖の水や微生物について学習、午後はカヌーに乗り、びわ湖に群生する「ヨシ」を観察し、最後に学習した「ヨシ」を原料とする紙を使ったLEDセンサーランプ作りを体験しました。

当社創業者、初代伊藤忠兵衛は、船でびわ湖を渡り、商売を始めたと言われています。子どもたちは、当社のルーツである滋賀県のびわ湖での体験を通して水や動植物について学習し、環境保全への理解を深めました。

  • ヨシとは、びわ湖周辺に群生する植物で、水をきれいにする効果や、動植物の住処、湖岸の浸食防止等、環境保全に大きな役割を果たしており、滋賀は県をあげて、ヨシの保全に力を入れています。
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滋賀県びわ湖のヨシを使用した名刺

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子どもへの名刺プレゼント

ヨシの群落は、滋賀県の美しい風景の一つであり、魚類・鳥類の生息場所、湖岸の侵食防止、水質保全等、多様な機能を持ち、びわ湖の環境保全に大きな役割を果たしています。ヨシは、植える・育てる・刈取る・利用する、というサイクルで循環していますが、近年、私たちの生活様式が変化するにつれて、ヨシの産業的利用が減ってしまっています。そこで、伊藤忠商事サステナビリティ推進部では、びわ湖のヨシを約30%配合した紙を利用して作成した名刺を使い、ヨシの活用に貢献しています。

2023年8月に開催された社員の子どもが夏休みに会社を訪問するイベントでは、参加した約100名の子どもたちに、それぞれの名前が入ったヨシの名刺がプレゼントされました。

滋賀県立図書館への外国語絵本寄贈プロジェクト

伊藤忠商事は、創業地である滋賀県への地域貢献と次世代育成の活動として、滋賀県立図書館へ子ども向けの外国語絵本を寄贈する取組みを2021年度より開始しました。

滋賀県は、琵琶湖周辺の豊富な水源や都市部への交通利便の優位性を背景に工業製品生産工場が集積しているため、外国籍労働者が多く暮らしています。一方で、外国にルーツのある子どもたちが楽しめる外国語の絵本が足りていないという課題があり、需要に対して十分な本が用意できていない、という声が滋賀県立図書館から当社に寄せられました。

伊藤忠商事は、そのグローバルネットワークを活かし、世界各国の拠点から古典的な作品や人気の作品を厳選し、母語・年齢を問わず、全ての人々が楽しむことができる『絵本』を集めました。2023年度は28か国23言語367冊の絵本を寄贈し、累計47か国36言語1,442冊を滋賀県立図書館にお届けしました。

寄贈した外国語絵本の詳細はこちら[別ウインドウで開きます]をご覧ください。

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絵本贈呈の様子
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海外拠点から集まった絵本

タブレット端末を子どもたちへ寄贈

詳細はこちらをご覧ください。

滋賀県より感謝状を受贈

2022年3月、伊藤忠商事の滋賀県への社会貢献活動における功績が認められ、滋賀県公館にて開催された感謝状贈呈式にて、三日月県知事より感謝状が贈呈されました。

本感謝状は、2021年度に実施した「マルチメディアDAISY図書」がインストールされたiPad114台、及び当社海外拠点から集められた外国語絵本326冊(22ヶ国・18言語)寄贈(2022年3月時点)の功績により受領したもので、滋賀県が推進する「滋賀県読書バリアフリー計画」に資するものであり、外国籍居住者を多く抱える滋賀県の子どもたちにとって他文化理解を深めると共に、様々なルーツを持つ子どもたちにとって母語に触れる機会の提供に寄与しています。

  • 表記された文書を音声で聞きながら、画面上で絵や写真を見ることができる電子図書の国際規格
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滋賀県立八幡商業高校の企業訪問

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伊藤忠商事では、二代目伊藤忠兵衛の母校である滋賀県立八幡商業高校の企業訪問を受入れています。これまでも、近江商人の精神や商法等を実践的に体得する目的で行われてきた「近江商人再生プロジェクト」に協力する等、「三方よし」の精神を受け継ぐ企業として、同校との交流を大切にしています。

彦根高商(現:滋賀大学)創立100周年記念講義

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滋賀大学経済学部での講義の様子

2022年10月27日(木)、滋賀大学経済学部の前身である彦根高等商業学校(以下「彦根高商」)の創立100周年記念講義に、小林代表取締役副社長執行役員CAOが登壇しました。「SDGsと共にサステナブルな企業を目指して」と題した講義には、経済学部生約200名が参加しました。

「SDGs全国フォーラム2022滋賀・びわ湖」に参加

2022年11月12日(土)、滋賀県大津市にて開催された「SDGs全国フォーラム2022滋賀・びわ湖」に、伊藤忠インターナショナル会社ワシントン事務所の多田博子所長がパネリストとして登壇しました。

その他パネリストは滋賀銀行の高橋頭取、プロバスケットボールチームの滋賀レイクスターズ上原会長、たねやグループの小玉取締役、合同会社miteiの井本代表が務め、(株)ニュートラルの夫馬CEOの司会のもと、SDGsとビジネスについてディスカッションしました。

当日はポスターセッションも開催され、伊藤忠のブースでは「滋賀県と伊藤忠商事の取組み」ポスターが掲出されるほか、滋賀県立図書館に寄贈した外国語絵本も展示されました。会場には三日月県知事もいらっしゃり、熱心に各ブースをご覧になっていました。

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パネルディスカッションの様子
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伊藤忠ブースを訪れた三日月県知事(写真中央)

ITOCHU SDGs STUDIOにて展示を開催

2022年11月8日~27日、ITOCHU SDGs STUDIOにて滋賀県が主催する、企画展示「わたしがはじまる、出発展〜滋賀のSDGsに触れる旅〜」が開催されました。滋賀を巡る“旅”の中で見つけたSDGsに関わるものや、そこに携わる人々との出会いを、未来に向けた想いと共にご紹介し、滋賀のSDGsに触れる“旅”へ出発するきっかけ、そして“持続可能な未来について考える“新しい自分がはじまるきっかけを提供しました。会期中には琵琶湖博物館主催の子ども向けワークショップが開催され、琵琶湖のヨシについて学ぶと共に、ヨシを使って北欧の装飾品「ヒンメリ」を作りました。

詳細はこちらをご覧ください。

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ワークショップの様子

「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」へのサポート

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伊藤忠商事は、2025年に滋賀県にて開催される「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」をサポートしています。2023年11月14日に、三日月滋賀県知事より寄付に対する感謝状を受贈しました。

ITOCHU SDGs STUDIOでの三拠点ワークショップ開催

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