東京証券取引所グループの「ESG」銘柄に選定

2012年7月20日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、東京証券取引所グループが公表したESG(環境、社会、ガバナンス)に関する優れた企業の一社としてこのたび選定されました。

ESGとは、Environmental(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治:ガバナンス)のことであり、企業がESGの課題に適切に配慮・対応すること及び、そのことを評価して投資する株主の存在が、地球環境問題や社会的な課題の解決・改善、さらには資本市場の健全な育成・発展につながり、持続可能な社会の形成に寄与すると考えられています。また、ESGに配慮している企業は経営の持続的な成長が見込めるとして投資パフォーマンス向上にもつながると捉えられております。

今回の企業選定は、東京証券取引所グループが日本経済応援プロジェクト「+YOU(プラス・ユー)~一人ひとりがニッポン経済~」※の一環として行ったもので、1,600社を超える東証市場第一部銘柄を対象に、TOPIX17業種毎にESGスコアの高い銘柄を大型株と中小型株からそれぞれ抽出、ROE(自己資本当期純利益率)が業種平均以上かつ最も高い銘柄をスクリーニングして行われました。その結果、商社・卸売業種からは伊藤忠商事が選定されたものです。

今回の選定においては、伊藤忠商事が社会的課題の解決に資するビジネスをCSR推進基本方針に掲げ、風力・太陽光・バイオエネルギーなどの自然エネルギー分野の取り組みを強化している点や、グローバル人材の育成にも注力している点などが高く評価されました。

伊藤忠商事は、「豊かさを担う責任」という企業理念に基づき、これからも世界規模で社会的課題の解決への取り組みを通じて持続可能な社会の構築に貢献していくと共に、グローバルなビジネス展開に資する人材の採用・育成・活用の強化を推進していきます。

  • 「+YOU(プラス・ユー) ~ 一人ひとりがニッポン経済」
    日本の復興支援、日本の将来を担う企業の育成、資本市場の活性化のため、証券市場から日本経済を応援するプロジェクト

参考

東京証券取引所グループ「ESGで企業を視る」
http://www.tse.or.jp/news/31/b7gje6000002ojbk-att/esg.pdf[別ウインドウで開きます]