OUR BUSINESS MODEL

「商人型」ビジネスモデル

経営哲学である「三方よし」を根幹に置き、時代と共に変化する社会的要請や課題に柔軟に対応すべく、これまでに磨き・積み上げてきた「財務・非財務資本」を進化・拡大させることで、持続的な成長基盤構築と企業価値向上に繋げていきます。

持続的な企業価値の向上

付加価値の創造

付加価値の創造

当社は、総合商社ならではの機能を駆使し、顧客視点、マーケットインの発想に立脚した付加価値を継続的に創造し、商権の安定化やトレードの拡大、投資先を含むビジネス全体の価値向上に努めています。

コーディネーション

伝統的な商社機能のみならず当社の顧客資産・パートナー資産を活用し、販路・調達先の開拓等、お客様のあらゆるニーズに対応し、トレードの拡大を目指します。

事業経営の進化

総合商社として培ってきた様々な機能、経営ノウハウ等を活用し、事業会社の経営統合や連携を主導し、投資先の競争力強化を実現します。

ビジネス間シナジーの創出

当社グループの経営資源の活用により、既存ビジネス・事業会社間でシナジーを最大化し、グループ全体の企業価値向上を図ります。

資産戦略

資産戦略

事業投資の戦略上の重要性が高まる中、強みを持つ領域への投資、リスク管理、資産効率の追求からなる資産戦略を構築し、着実な実行を図っています。

強みを持つ領域への投資

生活消費関連を中心とする非資源分野や、中国・アジア等の強みを持つ領域への投資を原則とし、競争優位の一層の強化に努めています。

リスク管理

「リスクアセット」を用いたリスクの総量管理、資本コストに基づくハードルレートを用いた投資評価により、案件ごとのリスク管理を行う等、事業を取巻く多岐にわたる様々なリスク要因を分析し、コントロールを実施しています。

資産効率の追求

収益規模・投資効率・戦略的意義等の観点から低効率資産と判断された案件についてはEXITを実行し、資産の効率性向上を図ると同時に、キャッシュ・フロー経営の強化のもと、フリー・キャッシュ・フローの最大化を目指します。

経営資源

財務資本

過去から磨き、積み上げてきた①景気変動耐性の高い非資源分野の収益基盤、②実質営業キャッシュ・フローの安定的な創出力、③高い資本効率を中心に、揺るぎない財務資本を構築していきます。

非財務資本

内的経営資源

人的資産:人材は、当社のビジネスモデルを機能させる原動力です。当社では、従来の「商品のプロ」に加え、マーケットインの視点を持つ「マーケティングのプロ」の育成に注力しています。労働生産性の向上を支える人事戦略を通じ、企業価値向上に繋がる好循環を実現しています。(→人的資産)[PDF]

ビジネスノウハウ:多岐にわたる業界で事業を展開している当社には、幅広いビジネスノウハウの蓄積があります。新たなビジネスの創造や新領域への進出の際に必要不可欠な無形の資産です。

グループ企業間シナジーと総合力:異業種融合と消費者ニーズの多様化への対応が求められる中、当社グループの事業会社と当社が創出するシナジーを、経営環境に応じて変化させることで、「総合」商社としての機能領域の拡大を可能にし、持続的な利益成長の可能性を拡げます。(→コンビニエンスストア事業における実例)

組織資産:迅速な意思決定システムに加え、法務、リスクマネジメント、会計・税務、財務等の高度で専門性を備えた職能組織が、「現場視点」で営業の「稼ぐ力」を強力にバックアップしています。(→組織資産)[PDF]

信頼・信用力:総合商社として培ってきた信頼・信用力は、お客様、投資先等、多岐にわたるバリューチェーンにおける収益力を担保します。(→格付・社債情報)

外的経営資源

顧客資産(販売先・仕入先):販売先と仕入先との関係性維持は、トレードを永続的に獲得・拡大していく上で欠かせません。また、豊富な顧客資産を有しているからこそ持続的な収益性の向上を実現することができます。(→顧客・パートナー資産)[PDF]

パートナー資産:迅速な新規領域への展開、ビジネスの成功確率の向上等の観点からパートナーとのWin-Winの関係を重視しています。長い時間をかけて数多くの有力企業との良好な関係を築き上げてきました。(→顧客・パートナー資産)[PDF]

天然資源:当社の非資源・資源分野におけるビジネスを通じて、天然資源の安定的な調達・供給という社会的要請に応えると共に、SDGsに示される社会課題に対応する新たなビジネスチャンスに繋げています。(→天然資源)[PDF]

社会との関係性:ステークホルダーとの建設的な対話の実践等を行い、当社に対する期待・要請の把握及びその解決を図ることで、国内外の安定的な事業活動の推進、更に企業価値の向上に繋げています。(→社会との関係性)[PDF]