「紅忠」創業150周年を記念して創業の地に案内板を設置
2023年6月1日
伊藤忠商事・丸紅の創業者である初代伊藤忠兵衛が、九里庄治郎氏の持ち家を借り受け、最初の店舗「紅忠(べんちゅう)」を大阪本町に構えたのは、今からおよそ150年前の1872年のことでした。その正確な所在地はこれまで定かではありませんでしたが、この度、当時の土地台帳や謄本を基に滋賀大学宇佐美名誉教授の協力を得て、その正確な場所の特定がなされました。そして、今般、「紅忠」創業150年を記念して、関係自治体・電力会社・船場倶楽部・丸紅株式会社の協力の下、「紅忠」や船場、近江商人の歴史を紹介する案内板が設置されました。
初代伊藤忠兵衛は日頃から「商売は菩薩の業、商売道の尊さは、売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの」と説いていました。そういった初代伊藤忠兵衛の商売観を起源とした言葉が「三方よし」であり、広く今の世の中に定着しています。
「紅忠」創業の地を世の中に紹介することを通じて、近江商人の到達した「三方よし」の精神を後世に語り継いで参ります。
案内板設置箇所(紅忠創業の地)
大阪市中央区本町2丁目3番先
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案内板 盤面
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案内板写真
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