会長CEO挨拶

会長CEO挨拶

代表取締役会長CEOの岡藤正広です。

5月10日に2020年度決算および新しい中期経営計画『Brand-new Deal 2023』を公表いたしました。

2020年度は時価総額、株価での史上初の「商社No.1」を達成、また、5年ぶりの連結純利益「商社No.1」も確定したことで、当社歴史上初の快挙となる「三冠」を達成いたしました。この「三冠」達成は、グループを 含む社員一人一人の地道な努力の結果であり、今後も従来にも増して謙虚にこの姿勢を継続していくことが、何よりも重要と考えております。

2020年度決算においては、連結純利益は新型コロナの影響を最小限に留め、かつ経営上の懸念事項を一掃し2021年度に向けた体制を整えた上で期初計画の4,000億円を達成、4,014億円の着地となりました。財務面ではNET DERが0.78倍となり、大型投資を実行しつつも財務体質は引き続き堅持し、またコロナ禍でもROEは13%程度、黒字会社比率も80%台の高水準を確保しました。激変する経営環境下でも「コミットメント経営」を着実に実践できた2020年度であったと考えております。

新しい中期経営計画『Brand-new Deal 2023』では、基本方針として「中計期間中に連結純利益6,000億円の達成を目指す」との定量計画を定め、2つの成長戦略「『マーケットイン』による事業変革」と「『SDGs』への貢献・取組強化」を掲げました。

例えばSDGsの潮流は我々が当初想定した以上のスピードで、ビジネスの在り方までに影響を及ぼし始めています。伊藤忠グループとして、このような環境にも柔軟に対応し、「マーケットイン」、「SDGs」という切り口で業態変革を進めることで、新たな成長を成し遂げていく必要があると考えております。「商人は水であれ」。お客様に合わせて丸にでも四角にでもなれるのが商人の真髄であり、世の中の変化を機敏にキャッチし、それを商売として組み立てていくことが商社の本質です。このような大きな変化が起きている今だからこそ、我々がチャレンジし、出来ることはたくさんあると考えております。

2021年度の連結純利益は、コロナ前の利益水準を大きく超える成長軌道への回帰を確たるものにするため、史上最高益となる5,500億円を予算としました。2021年度はコロナを乗り越え、再び成長への歩みを進めるスタートの年にしたいと考えております。

最後に株主の皆様への還元ですが、2021年度は着実な実額ベースでの増配を実施し、1株当たり94円を下限といたします。なお、2021年度期中に業績見通しを上方修正する場合には、更なる増配を実現する方針です。また、「中計期間中に1株当たり配当金100円を目指す」として、この中計でも着実な増配を実現していきます。今後も何卒変わらぬご支援とご鞭撻を賜りたくよろしくお願い申し上げます。

[画像]

代表取締役会長CEO 岡藤 正広
2021年5月10日