ステークホルダーへの説明責任

当社は、持続的成長と中長期的な企業価値向上の観点から、株主・投資家の皆様をはじめとするステークホルダーとの対話を重視しております。決算説明会、株主総会、個別面談等を通じていただいた貴重なご意見を、当社の経営戦略や、財務・資本政策等に反映し、コミットメント経営の実践を通じて企業価値の向上に繋げることでポジティブサイクルを回し続ける、実行性のあるエンゲージメントに努めています。2024年3月期における主なIR活動は以下の通りです。

活動 回数 内容

アナリスト・機関投資家向け決算説明会

4回

決算説明会あるいはネットコンファレンスの形式により、四半期ごとに決算説明会を実施。

アナリスト・機関投資家向け分野別説明会/施設見学会/サステナビリティ説明会

1回

当社の事業セグメントの戦略等、特定のセグメント及びテーマについての説明会を実施。(2023年度は合同案件説明会を実施)

海外ロードショー

5回

欧州、北米、香港、シンガポールを訪問し、海外機関投資家との個別ミーティングを実施。

証券会社主催コンファレンス

6回

国内外及びオンラインで開催される証券会社が主催する投資家向けコンファレンスに出席し、主に海外機関投資家との集中的な個別ミーティングを実施。

個人投資家向け説明会

2回

オンライン説明会に加え、証券会社において説明会を開催。

IR資料のウェブサイト掲載

決算情報、決算説明会資料(含む、質疑応答要旨)、分野別説明会資料、適時開示資料、有価証券報告書、四半期報告書、コーポレート・ガバナンスの状況、株主総会の招集通知、報告書(株主のみなさまへ)、統合レポート等掲載。

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応

(現状認識)
当社は、資本コストを検証・議論した上で現状8%と把握し、統合レポートにて開示しております。一方で、市場の求めるリターンがより高い水準であることも認識しており、経営資源の適切な配分を行う中で、グローバルに評価されるROEの水準(15%以上)を念頭においた高効率経営を追求し、持続的な企業価値向上を図ってきております。
2010~2023年度の14年間において平均ROEは16%であり、株価は同期間で約8倍となり、継続して上昇基調にあります。
また今般、持続的な企業価値の向上を目的とした、長期の経営の羅針盤となる「経営方針」を策定し、2024年4月3日に公表致しました。

(取組方針・目標)
「経営方針」においては、持続的な企業価値の向上を実現するための、以下3つの方針を掲げております。

  • 業績の向上: 「投資なくして成長なし」(成長投資の加速による事業領域の拡大、事業基盤の更なる強化・拡充)
  • 企業ブランド価値の向上: 人的資本の強化、ステークホルダーとの対話強化、SDGsへの貢献取組強化
  • 株主還元: 総還元性向40%以上、配当性向30%、または、1株当たり配当200円の何れか高い方
  • またこれらに加え、従前から掲げている財務方針(成長投資・株主還元・有利子負債コントロールの3つのバランスに基づいた財務基盤を堅持)は引き続き変わらない考え方としております。

    上記の通り、当社は長期にわたって亘って高効率な経営を実現しております。今後も、資本収益性の高い経営を継続的に実現すべく、「経営方針」で掲げた通り、過去10%を超える年平均成長率のトラックレコード(2010~2023年度:13%)をベースとした業績の向上と、総還元性向40%以上の株主還元を前提に、高ROEの維持・向上を図ってまいります。なお尚、2024年度における単年度の経営計画において、ROE目標を16%と設定しております。

    資本コストや株価を意識した経営等については、当社ホームページにおいても、上記の考えを掲載しております。

    また経営方針の背景にある考え方や戦略については、株主や投資家等からの理解が得られるように、株主総会や決算説明会、その他の各種説明会等において丁寧な説明を実施するとともに、統合レポートにて、「企業価値算定式」を用いて経営方針・戦略等と企業価値向上の結びつきを明確にした、当社経営の在り姿を明示しております。

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