世界最大級の港湾・ロジスティックス企業であるDP World社とのサブサハラアフリカ地域での戦略的協業に関するMOU締結について
2025年8月21日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、世界最大級の港湾・ロジスティックス企業であるDP World(本社:アラブ首長国連邦ドバイ、Group Chairman & CEO:Sultan Ahmed bin Sulayem、以下「DP World社」)と、サブサハラアフリカ地域での戦略的協業に関するMOU(以下「本MOU」)を締結いたしました。
本MOUは2025年8月20日から8月22日の間、横浜にて開催されている第9回アフリカ開発会議(TICAD9)において発表されました。現在、両社はサブサハラアフリカ地域における車両や物流関連サービス、日用品・食品の卸売事業など、さまざまな具体的取り組みについて協議を進めております。また、今回の提携により、アフリカで長年にわたり原材料や商品のトレードビジネスを展開してきた伊藤忠商事と、同地域で物流・港湾事業に強みを持つDP World社が連携することで、アフリカへの進出を目指す日系企業と現地との橋渡し役を担い、新たなビジネス機会の創出も目指します。
DP World社は、2005年にドバイで港湾管理・運営事業を行っていたDubai Ports InternationalとDubai Ports Authorityの合併により設立されました。現在アフリカ大陸では48か国で幅広く事業を展開しており、2022年には南アフリカ共和国の大手物流会社Imperial Logisticsを買収し、また港湾関連ではコンゴ民主共和国のバナナ港やセネガルのンダヤネ港の開発、モザンビークのマプト港の拡張を推進するなど、これまで30億米ドル以上の投資を実行し、更に今後3-5年間にかけて30億米ドルの投資を計画しています。
伊藤忠商事は経営方針「The Brand-new Deal~利は川下にあり~」のもと、社会の変化とともに多様化するニーズを的確に捉え、より消費者に近い川下ビジネスを開拓・進化させながら、事業領域の拡大を目指してまいります。
DP World社について
会社名 | DP World |
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代表者 | Group Chairman & CEO / Sultan Ahmed bin Sulayem |
本社所在地 | アラブ首長国連邦ドバイ |
設立 | 2005年 |
URL | https://www.dpworld.com/ |
(写真) MOU発表の様子
写真左から、伊藤忠商事 アフリカ総支配人 石塚 新弥、代表取締役副社長執行役員 機械カンパニープレジデント 都梅 博之、DP World, Group Chief Operating Officer, Logistics, Beat Simon、DP World, Chief Commercial Officer, SSA region, William Sears |