西オーストラリアにおける新規ウラン鉱山開発プロジェクトのフィージビリティスタディ(事業化調査)への参画について

2009年6月18日

伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠」)は、豪州子会社ITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty Ltd(IMEA)を通じて、カナダのウラン鉱山会社であるメガ社(Mega Uranium Ltd.)がオーストラリアで進める新規ウラン鉱山開発プロジェクトのフィージビリティスタディに参画することとしました。

本プロジェクトは、西オーストラリアの東部ゴールドフィールド地域に所在するメガ社が保有するレイクメイトランド鉱区を対象とするもので、ウランの推定資源量は約9,100トン、2011年の生産開始を目指して、フィージビリティスタディが進められています。

今後、フィージビリティスタディの結果を踏まえ、本プロジェクトへの開発に参画決定した場合、IMEAは5%のウラン権益を取得する予定です。

また、伊藤忠の出資先である日豪ウラン資源開発株式会社も、単独で別途30%の権益を取得する予定です。

全世界の原子力発電用ウランの需要量は年間約65,000トンで、伊藤忠は、世界三大ウラントレーダーの一角として、天然ウランを年間約4,000トン(2008年現在)販売しております。昨今、大手総合商社による資源開発案件に対する積極的な投資が行われておりますが、伊藤忠はかねてからウラン資源に着目しており、今後も原子力発電用ウランへの積極的取組みにより、エネルギー安定供給への貢献と資源開発ポートフォリオの拡充を図ってまいります。

伊藤忠では本年4月1日より新エネルギー部を新設し、原子燃料をはじめ、バイオエタノール等、環境にやさしいエネルギーや排出権等の事業を積極的に取組む体制を整備しました。

  • ウラン鉱山開発プロジェクトにかかる法制面及び技術面の検証、建設や運営などにかかる費用の積算、必要となる資金調達の可能性の検証等