東京本社ビル及びCI プラザ屋上への太陽光発電パネル設置について

公共・産業分野へのバリューチェーン展開

2009年12月8日

伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠商事」)は、「東京本社ビル」及び東京本社ビル横の「CI プラザ」に太陽光発電パネルを設置すると共に、今後、公共・産業分野への太陽光発電システム普及促進に注力します。

伊藤忠商事の「東京本社ビル」及び「CIプラザ」屋上への太陽光発電パネル設置は、環境省が公募した「平成21年度ソーラー環境価値買取事業※1」に採択されました。合計約100kWの発電容量は、東京本社ビル3.5フロア分の照明の電力量に相当※2し、高層ビル屋上では国内最大級の太陽光発電システムです。伊藤忠商事グループ会社である株式会社日本エコシステムが設置施工し、2010年4月に発電を開始する予定です。

太陽光発電ビジネスにおいて、伊藤忠商事は、バリューチェーンの構築、及び北米・欧州・日本の3極でのSI※3戦略を積極的に推進しております。太陽光発電ビジネスの国内市場は住宅向けが大半を占めていますが、今後、北米・欧州同様に公共・産業向けの普及が進むと予想されます。今回の「東京本社ビル」「CIプラザ」への太陽光発電パネル設置は、環境に優しい太陽光発電の普及促進に向けて伊藤忠商事が率先垂範することを目的とし、これを契機に伊藤忠商事と日本エコシステムは公共・産業向け分野に本格進出します。

尚、太陽光発電パネルによる発電状況は「東京本社ビル」内および「CI プラザ」共有スペースで公開する予定です。

[写真]
伊藤忠東京本社ビル並びにCIプラザビル太陽光発電パネル設置イメージ(模型)
  1. 環境省の事務事業から発生するCO2排出量を順次オフセットするため、大半を自家消費する業務用太陽光発電施設の整備に際し、設置後5年間分のグリーン電力証書を環境省に納めることを条件に支援する制度。低炭素社会の構築に欠かすことのできない太陽光発電の普及拡大と、環境省自らの事務事業における環境配慮が目的。
  2. 瞬間最大発電時。
  3. 太陽電池モジュールと付帯機器を組み合わせた太陽光発電システムの設計、販売、施工を行う業者の総称。

株式会社日本エコシステム社について

会社名 株式会社 日本エコシステム
代表 重見 俊夫
本社 東京都新宿区坂町23-2 ダヴィンチ新宿坂町4F
設立 平成9年5月
資本金 3億3208万円
従業員数 192名(平成21年9月現在)
URL http://www.j-ecosystem.co.jp/[別ウインドウで開きます]

日本の住宅分野太陽光発電システム販売市場規模は、国・自治体レベルの補助金の復活及び余剰電力買取制度の導入により、市場規模が急激に拡大しています。日本エコシステムは国内の既設個人住宅分野太陽光発電システム市場において、販売・施工専業としてトップクラスのシェアを持ち、現在まで累計で約13,000棟の販売・施工実績があります。同社は、国内主要メーカーの太陽光発電システムを扱っており、施工は自社工事スタッフが行います。全国7営業拠点により、北海道と沖縄を除く日本全域をカバーしています。2009年3月に伊藤忠商事が資本参画して以降、伊藤忠商事グループとのシナジーを活かした既設住宅分野に対するシステム販売・施工事業に取り組んでおり、今後は商業・公共施設向け事業も拡大します。