伊藤忠商事株式会社とイズミヤ株式会社の資本・業務提携に関するお知らせ

2010年2月12日

本日、伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠商事」)とイズミヤ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:坂田俊博、以下「イズミヤ」)は、資本・業務提携の覚書を締結することで合意いたしましたので、下記の通りご案内申し上げます。

1.覚書締結の背景及び内容

 伊藤忠商事は、中期経営計画Frontiere 2010において、生活消費関連分野を最重点分野の一つと位置付け、リテ-ル関連企業を積極的にサポートしてまいりました。

 イズミヤは、中期経営計画「change-i」のもと、営業面では地域密着戦略を推進し、お客様に満足していただける店づくりを進めております。現在、関西地区を中心にGMS、SM、スーパーセンターの3つの業態で89店舗を展開しております。

 人口減少・少子高齢化による人口構造の変化や、先行き不透明感によるライフスタイルの変化は、個人消費に質的、量的に大きな影響を及ぼしています。そのような生活者の変化に対応するために、費用構造改革を推進すると同時に、新たな成長戦略を確立することが求められています。伊藤忠商事とイズミヤとは、両社のグループそれぞれの保有する経営資源を有効活用することにより、両社が更なる企業価値の向上を実現できることが可能であるとの結論に至り、資本・業務提携を締結することで合意いたしました。イズミヤの保有する店舗ネットワークと顧客購買履歴情報、ならびに商品開発機能と、伊藤忠商事の保有するグローバルネットワーク、調達・情報技術、物流ノウハウ等のリテ-ルサポート機能とを有機的に結合することにより、相互の企業価値を高めて参ります。特に商品開発や中国事業展開等の分野において共同取組を推進します。

 また、両社の協力、信頼関係を一層強固なものとするため、伊藤忠商事がイズミヤの株式を取得することについても両社で合意いたしました。伊藤忠商事は2010年3月1日に、イズミヤが自己保有する普通株式3.0%(伊藤忠商事グループ会社が別途2.3%)を第三者割当による自己株式処分により引き受けます。

2.提携対象分野

① 商品開発、販売及びそれに係わる調達
② 中国を中心とした海外事業展開の推進
③ 情報技術及び物流関連業務
④ 商品・資材調達、及びコストダウンに向けた取組
⑤ 関西マーケットを軸にした地域密着の新規事業取組
⑥ ディマンドチェーン構築に向けての共同取組
⑦ その他両社にて合意した分野

3.各社の概要

伊藤忠商事株式会社

社名 伊藤忠商事株式会社
事業概要 総合商社
本社所在地 東京都港区北青山2丁目5番1号
設立年月 1949年12月1日
代表者 小林栄三
資本金 2,022.4億円

イズミヤ株式会社

社名 イズミヤ株式会社
事業概要 総合小売業
本社所在地 大阪府大阪市西成区花園南1丁目4番4号
設立年月 1952年4月15日
代表者 坂田俊博
資本金 390.6億円