アゼルバイジャン共和国カスピ海ACG鉱区参加権益の追加取得について

2010年8月17日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、ITOCHU Oil Exploration (Azerbaijan) Inc.(伊藤忠商事100%子会社)を通じて、アゼルバイジャン共和国カスピ海ACG鉱区においてACG油田の開発・生産作業を実施しておりますが、今般、本鉱区から撤退するデボンエナジー社(米国)がプロジェクト会社を通じて保有する参加権益の一部(0.3781%)を追加取得し、参加権益比率は従来の3.9205%から4.2986%となりました。

デボンエナジー社は、ACG鉱区に保有していた5.6262%の参加権益をオペレーターであるBP社へ譲渡し、撤退することを決定しました。同社は、ACG鉱区の共同操業協定(JOA:Joint Operating Agreement)の規定に従い、今年4月に本権益譲渡を全ての鉱区権益保有者に通知したところ、シェブロン社、国際石油開発帝石株式会社、および伊藤忠商事の3社が先買権(*)を行使し、BP社とともに、各社の権益比率に応じて追加で権益を取得することとなりました。

当社は1996年に本油田権益3.9205%を取得、日本企業としては初めてアゼルバイジャンに事務所を開設しました。尚、他の日本企業としては上述の通り、国際石油開発帝石株式会社も本事業に参加しております。

  • (*) 先買権:当該鉱区で参加権益の全部または一部の譲渡があった場合、既存の権益保有者が希望すれば、同一の条件で当該権益を譲り受けることができる旨の共同操業協定上の規定。