新ブランド「ホワイト・レーベン」の展開について

-日本人デザイナーとのコラボレーションで欧米向けに販売-

2010年11月10日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、デザイナーの森勉(もり・べん)氏と豊田洋人(とよだ・ひろと)氏とともに、新ブランド「ホワイト・レーベン」を立ち上げ、欧米市場を中心に2011年春夏シーズンより本格展開を開始します。

森勉氏は、国際的デザイナーの森英恵氏を祖母とし、アメリカのグラフィックアートに影響を受け、現在グラフィックデザイナーとして活躍。また、豊田洋人氏はUKコンテンポラリー・アートに感銘を受け、グラフィックデザイナーとなった後、大手アパレルに転身。カルチャーや世代も異なる二人がそれぞれの感性を生かした新たなストリートブランドを立ち上げようと意気投合した事が新ブランド「ホワイト・レーベン」誕生のきっかけとなりました。

新ブランド「ホワイト・レーベン」はネイティブアメリカンの神話に登場する「白いカラス」から命名されたハイ・ストリートカジュアルで、ストリートカルチャーから派生するアートやテクニックを様々な逆転発想をベースにデザインされたコレクションとなっています。本年6月にイタリアで開催されたピッティウォモ(世界最大のメンズプレタポルテの見本市)や7月にニューヨークで開催されたカプセル(NY新進気鋭デザイナーやプレミアム・ストリートブランドを中心に集めたメンズ見本市)、8月にはラスベガスで開催されたプロジェクトショーで発表された作品が世界のファッション関係者の間でも高い評価を得ており、2011年の春夏シーズンより欧米市場向けに本格展開を開始するものです。

今回の取組みにあたり、伊藤忠商事は商品の生産体制や欧米での流通、資金面などをバックアップし、共に「ホワイト・レーベン」の拡大を目指します。初年度は欧米の百貨店、セレクトショップを中心に、売上1億円、3年後には5億円を予定しております。 

伊藤忠商事はファッションアパレル分野において、企画やグローバルネットワークを活かした生産体制、ファッション関係の人脈や流通網など長年の経験とノウハウを有しております。今後もこれらの資産を活かし、海外市場向けビジネスを積極的に推し進めて参ります。

森 勉(もり・べん):1981年生まれ。デザイナー森英恵氏を祖母とし、ファッション界への関わりの深い家庭に育つ。15才で米RISD(ロード・アイランド・スクール・オブ・デザイン)でグラフィックアートを専攻。帰国後はグラフィックデザイナーとして活動。
豊田 洋人(とよだ・ひろと):1964年生まれ。東京デザイナー学院卒業後、グラフィックデザイナーからアパレルビジネスに転身し、裏原ブランド「モンタージュ」を立ち上げるなど、ファッションデザイナーとして活動。