カナダRuddock Creek亜鉛/鉛共同探鉱事業の探鉱成果について

2012年3月15日

三井金属鉱業株式会社(以下、三井金属)および伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠)は2010年より参画しているカナダでの亜鉛/鉛共同探鉱事業において、2010-2011年の探鉱成果として参画前の鉱量比で162%増となる6百万トン強の追加鉱量を確認し、累計で10百万トンの鉱量を確認するに至りました。
この成果に伴い、三井金属と伊藤忠の両社は参画後3年目となる2012年の探鉱継続を決定し、追加探鉱による更なる鉱量増加を目指すとともに開発、操業を見据えたスタディを実施します。また、両社はこの追加探鉱費用6百万カナダドル(約5億円)の負担により、Imperial Metals Corporation(以下、Imperial)よりRuddock Creek鉱区権益の15%を追加取得します。
亜鉛は自動車、インフラ関連設備等に使用され、新興国を中心に更なる需要拡大が予想されており、本事業の推進は我が国の亜鉛原料確保にも寄与するものと考えております。
尚、本事業推進にあたっては、伊藤忠では昨年新設した伊藤忠鉱物資源開発株式会社との連携の下で、開発実現に向け取り組んでおります。

対象鉱区概要

プロジェクト ラドック クリーク(Ruddock Creek)亜鉛/鉛共同探鉱事業
所在地 カナダ ブリティッシュ コロンビア州、バンクーバーから北東に約400km
鉱区保有者 Imperial 50%、三井金属 30%、伊藤忠 20% (15%権益取得後)
鉱区面積 約110km2

想定生産計画

採掘対象鉱量 10百万トン以上
成品 亜鉛精鉱、鉛精鉱
生産量 約50,000トン/年(亜鉛及び鉛地金換算)

鉱区位置図

[写真]

Imperial Metals Corporation概要

本店所在地 カナダ ブリティッシュ コロンビア州バンクーバー
上場 トロント証券取引市場上場 (TSX-III)
設立 2001年
事業内容

カナダにてMount Polley鉱山(銅・金、100%保有)Huckleberry鉱山(銅・モリブデン、50%保有)を保有・操業する他、開発中のRed Chris鉱山(銅・金、100%保有)を保有する鉱山会社。

亜鉛・鉛の他、銅・金・モリブデンを探鉱対象とする。