株式会社マルハニチロ食品のヤヨイ食品株式会社への資本参加に関するお知らせ
2012年4月23日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)と株式会社マルハニチロホールディングス(本社:東京都江東区、代表取締役社長:久代敏男、以下「MNホールディングス」)の100%子会社である株式会社マルハニチロ食品(本社:東京都江東区、代表取締役社長:坂井道郎、以下「MN食品」)は、伊藤忠商事の連結子会社であるヤヨイ食品株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤嶋照夫、以下「ヤヨイ食品」)の発行済株式の63.2%をMN食品に譲渡することについて、本日、株式譲渡契約を締結いたしました。譲渡は6月末の予定です。
ヤヨイ食品は1956年から伊藤忠商事における業務用冷凍食品事業の中核事業会社として、安全・安心で美味しい冷凍食品を日本全国のお客様に対して提供しております。特にコロッケ、メンチカツ、ハンバーグ、魚加工品等の商品では際立った競争力を有し、業界において確固たるブランドとノウハウを有する企業です。昨年の東日本大震災によって気仙沼工場を中心に甚大な被害を受けましたが、ヤヨイ食品の全従業員が一丸となり、また、お取引先様の多大なご支援のもと九州第二工場・気仙沼松川工場の迅速な立ち上げによって生産基盤の早期復興を実現いたしました。
今回、市販用冷凍食品事業に強いMN食品が、業務用冷凍食品事業に強いヤヨイ食品に資本参加することで、両社の経営資源が有機的に融合し、更に、伊藤忠商事とMN食品が事業協力を進めることで、より効率的で競争力のある生産体制の整備・構築、並びに、お客様に対する幅広い商品提案力や営業力の拡大、また、スケールメリットによる調達力の強化を実現し、ヤヨイ食品の更なる成長と発展につながるものと考えております。
伊藤忠商事は引き続きグループ力を総合的に発揮し、MN食品とヤヨイ食品のシナジー創出に貢献することを目的に、広範な原料調達力及び販売チャネルを活かしながら、SIS戦略(※)を展開していく方針です。
- Strategic Integrated System(戦略的統合システム)の略。消費者ニーズを起点として、川上(食糧資源開発・製造加工)、川中(中間流通)、川下(リーテイル販売)までを垂直統合し、生産・流通・販売の効率性を追求する戦略のこと。
ヤヨイ食品株式会社 概要
名称 | ヤヨイ食品株式会社 |
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所在地 | 東京都港区芝大門一丁目10番11号 |
代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 藤嶋 照夫 |
事業内容 | 調理冷凍食品製造並びに販売 |
資本金 | 766百万円 |
設立年月日 | 1947年6月27日 |
大株主及び持分比率 (2012年3月末時点) |
伊藤忠商事株式会社 93.2% |
名称 | 株式会社マルハニチロ食品 |
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所在地 | 東京都江東区豊洲三丁目2番20号 |
代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 坂井 道郎 |
事業内容 | 冷凍食品、レトルト食品、缶詰、練り製品、化成品、飲料の製造・加工・販売 |
資本金 | 12,224百万円 |
設立年月日 | 1914年3月12日 |
大株主及び持分比率 (2012年3月末時点) |
株式会社マルハニチロホールディングス 100% |