米国カジュアルバッグブランド「レスポートサック」の新興国展開について

2013年4月1日

このたび、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、全世界の商標・販売権をもつ米国カジュアルバッグブランド「レスポートサック」(LeSportsac)の、アラブ首長国連邦(U.A.E.)、クウェート、カタール、オマーン、バーレーンの中東5ケ国での展開に関し、ドバイ(U.A.E.)に本社を置くJASHANMAL NATIONAL COMPANY LLC(ジャシャンマル・ナショナル・カンパニー、以下「JASHANMAL」)と独占販売契約を締結し、2013年秋より本格的な展開を開始いたします。

JASHANMALは1919 年にイラクで総合雑貨店として創業、現在は中東各国において、ラゲッジ、ファッション、ホームインテリアなど幅広いアイテムの小売・卸売業を営む総合グループ企業です。自社百貨店など100を超える直営店舗を有しており、ラゲッジブランドの「Rimowa」「DELSEY」を始め、ファッションブランドの「Bally」「Kate Spade」「Burberry」など、欧米を代表するブランドの小売展開を加速しています。

伊藤忠商事は、「レスポートサック」ブランドのグローバル戦略において、高い経済成長を背景に需要の高まりが期待される新興国市場を今後の重要拠点の一つとして位置付けています。このたびの中東市場展開に先駆け、昨年ブラジル、ウルグアイを中心とする南米諸国での展開を開始しました。昨年10月にサンパウロ市内の一流ファッションモールVilla Olympia内にブラジル1号店、続く12月にはサンパウロ郊外のGaleria Campinasモールに2号店、また、ウルグアイの高級リゾート地プンタ・デル・エステにも店舗を開設しております。

一方、中東は、豊富なエネルギー資源を背景に市場規模が拡大する最も注目度の高い地域の一つであり、特に観光業の成長著しいドバイでの展開は、「レスポートサック」の真のグローバルブランドとしての価値向上に大きく寄与するものと考えています。
具体的には2013年秋より、ドバイモールやモールオブエミレーツなど、世界を代表する主要ファッションモールに店舗を構えるJASHANMAL百貨店内でのコーナー展開を皮切りに、各国の主要モール内でのフラッグシップストア開設を検討していきます。また、今後はサウジアラビア、エジプト、レバノン等への展開拡大も予定しており、南米や中東などの新興国市場で5年後には30億円規模(上代ベース)の売上を計画しています。

ブラジル1号店

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