英国コンウォール州における廃棄物処理・発電PFI事業への参画
2013年4月12日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、英国コンウォール州(英国南西端、ロンドンより西南西約350kmに位置)の廃棄物処理PFI*事業会社であるSITA Cornwall Holdings Limited(以下「SITA Cornwall)に出資参画致しました。
SITA Cornwallは仏スエズ・エンバイロメント社の子会社であるSITA UK Limited社(以下「SITA UK」)を中心として2006年に設立され、これまでは英国コンウォール州から排出される廃棄物(約30万トン/年)の受入、リサイクル、最終処分サービスを提供していました。
この度、SITA Cornwallは既存の施設に加え、廃棄物焼却・発電施設(処理能力:24万トン/年、発電規模:21,000軒の家庭消費電力相当)を建設・運営することでコンウォール州と合意したことを機に、伊藤忠商事はSITA Cornwallに資本参画することを決定しました。共同出資者である(英)Lloyds Banking Group、SITA UKと共に事業運営に携わり、廃棄物一貫処理サービスを今後26年間にわたって提供して参ります。
この廃棄物一貫処理サービス事業は2016年に開始される予定であり、コンウォール州の廃棄物の焼却処理・熱回収(発電)、及びリサイクルを通じ、最終処分量の削減に貢献する事業です(契約金額(26年間) 433百万ポンド(約660億円)相当)。
伊藤忠商事にとりまして本事業は、2011年4月に参画した英国South Tyne and Wear Waste Management Partnershipに次ぐ2件目の廃棄物焼却・発電PFI事業となります。これらの事業で培った経験を活かし、今後も廃棄物焼却・発電事業への参画を通じて、環境負荷軽減への貢献をして参ります。
- * PFI(Private Finance Initiative)とは、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法であり、英国では廃棄物処理・発電施設のほか有料橋、鉄道、病院、学校などの公共施設等の整備・再開発などの分野で広く採用されている。
SITA Cornwall Holdings Limitedについて
会社名 | SITA Cornwall Holdings Limited |
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代表者 | Ian Sexton |
本社所在地 | メイデンヘッド、英国 |
設立年月日 | 2006年 |
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SITA UKについて
仏スエズ・エンバイロメント社の英国子会社で、従業員約5,500人を擁し英国における廃棄物処理事業(リサイクル、焼却・発電、再資源化、最終処分など)を広く行う環境企業。自治体、民間企業など多くの顧客との契約を有し、英国内で1200万人以上へサービスを提供。年間900万トン以上の廃棄物を取り扱う。
会社名 | SITA UK Limited |
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代表者 | David Palmer-Jones |
本社所在地 | メイデンヘッド、英国 |
設立年月日 | 1988年 |
従業員数 | 約5,500人 |
売上高 | 約7億5千万英ポンド(約1,140億円) |
URL |
スエズ・エンバイロメントについて
グループ全体で約78,700人の従業員を有する環境分野の世界最大手企業。世界各国で9,000万人以上に水道サービスを提供し、4,600万人以上に対し廃棄物処理サービスを行う。
会社名 | Suez Environnement SA |
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代表者 | Jean-Louis Chaussade |
本社所在地 | パリ、フランス |
設立年月日 | 1880年 |
従業員数 | 約78,700人 |
売上高 | 約123億ユーロ(約1兆6,000億円) |
URL |