トルコ STAR Rafineri社向け製油所建設契約に調印
2013年5月20日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)、Technicas Reunidas(スペイン)、Saipem(イタリア)、GS Engineering & Construction(韓国)で構成されるコンソーシアム(以下「国際コンソーシアム」)は、トルコSTAR Rafineri社より製油所の建設契約を受注、5月20日にイスタンブールにて建設契約に調印しました。
本プロジェクトはトルコ南西部に位置するAliaga市に年間精製能力1,000万トンの製油所を新たに建設するものであり、国際コンソーシアムの受注金額は約40億米ドルで、2017年後半の完工を予定しております。伊藤忠商事は国際コンソーシアムにおいて本邦品の調達及び一部の融資の組成を行います。
人口増加と経済発展を背景としてトルコでの石油製品需要は急速な伸びを見せており、これに伴って石油製品の輸入量も大きく増加しています。本プロジェクトの実現によりトルコにおける石油製品輸入への依存度が低下することが期待されます。建設予定地での雇用創出や周辺産業の発展を通じてもトルコ経済への貢献が期待されます。
伊藤忠商事は、1963年にアンカラ、1981年にイスタンブールに事務所を開設以来、トルコを重要市場と位置付けて、イズミット湾横断橋建設や石炭火力発電所建設プロジェクト、自動車の販売等に取り組んでいます。益々の経済発展が期待されるトルコにおいて、今後も営業活動を積極的に展開していきます。
STAR Rafineri社について
アゼルバイジャン国営石油会社(以下「SOCAR」)が、本プロジェクトを推進するために2008年9月に設立した事業会社。