スペイン カナリア諸島における水道事業への資本参画について
~ 日本企業初のスペイン水道事業への参入 ~
2014年2月26日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、スペイン カナリア諸島にて上下水道サービスを提供するCANARAGUA CONCESIONES S.A.(以下「カナラグア」)の株式33.4%をスペイン最大の民間水道事業会社であるアグバールの子会社CANARAGUA S.A.から取得すること合意いたしました。
カナラグアは、カナリア諸島の民営化された上下水道市場においてトップシェアを有し、自治体とのコンセッション契約(35契約)に基づき約130万人(延べ人数)に対し上下水道サービスを提供する水道会社です。また、長年に亙り安定効率的な運営を通じた優れた顧客サービスと堅実な財務実績を達成しております。
本件は伊藤忠商事にとって英国ブリストル・ウォーターに次ぐ2番目の水道事業参画となると共に、日本企業として初めてスペイン水道事業への参入を果たすことになります。
アグバール社は、世界的な水メジャーである仏スエズ・エンバイロンメント社のグループ会社かつスペインにおける最大の民間水道事業会社で、世界20ヶ国以上において約2,600万人に対して水道サービスを提供しております。カナラグアへの伊藤忠商事参画後も同社は66.6%株主として残り、英国ブリストル・ウォーター同様伊藤忠商事との共同経営を行う予定です。
スペイン水市場民営化の歴史は長く制度も整備されており、今後更なる民営化が期待される世界有数の水道コンセッション市場です。
伊藤忠商事は、カナラグアへの資本参画を通じて高品質かつ持続可能で経済的な水道サービスを提供するとともに、今後民営化の動きが加速するスペイン、世界の水道市場において長期安定収益が期待できる案件開発・獲得を目指していく方針です。
CANARAGUA CONCESIONES S.A.社について
会社名 | CANARAGUA CONCESIONES S.A. |
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代表者 | Rogerio Koehn |
本社所在地 | サンタ・クルス・デ・テネリフェ (カナリア諸島)、スペイン |
従業員数 | 約800人 |
給排水人口、 上下水道サービス提供地域 |
約130万人(上下水サービス提供延べ人数)、 スペイン カナリア諸島自治州 |
給排水規模 | 約5,700km (給水:4,200km 排水:1,500km) |